福島みずほのどきどき日記

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映画「ビューティ・インサイド」を観ました

映画「ビューティ・インサイド」を観ました

2015年の韓国映画。
主演 ハン・ヒョジュン

切ない、切ないラブストーリー。
そして、それだけではなく人はなぜその人なのかということを考えさせられる。
外見や社会の中での地位ではなく、その人を大事にすることが大事だ、何が大事なのかを痛感させられる。

キム・ウジンは、18歳のときから、実は、夜、寝ると、朝、姿が変わってしまうようになった。女性になることも、外国人になることもある。日本人の女性になったこともある。子どもになることもあれば高齢者になることもある。SF的世界。
彼は、家具職人として、良質な家具を作っている。母親と親友はそんな彼を支えている。
家具職人である彼は、彼の家具も扱う大型家具店に行き、そこで働くイス(ハン・ヒョジュン)に会う。イスに恋をしたウジン。
彼は、彼女に会うために、毎日家具店に通う。毎日、姿を変えているので、イスは違う客と思い込む。
ウジンは、とってもかっこいい男性になる日が来ることを待ち、そうなったら、イスにデートを申し込む。姿が変わらないように、3日くらいがんばって起きている。うーん。

ある日、ウジンは、イスに自分のことを話す。何のことかわからないと混乱し、困惑するイス。しかし、無口だけれど、誠実で優しいウジンに惹かれていく。違う多くの俳優が、同一人物ウジンを演ずる。また、相手が同じ人だというこを前提に繊細にイスを演じなければならない。演技力が必要。SF的な荒唐無稽の設定も切実に心に響く。

待ち合わせてもイスはウジンがわからない。「僕だよ」と言われなければわからないのである。知り合いたちからは、毎日男をかえているの?と言った冷やかしを受ける。生易しくない恋愛。

なぜその人はその人なのか。その人の境遇が変わってもその人はその人なのである。羽ぶりが良い時にちやほやし、そうでない時は立ち去る人は、真の友ではないのである。どんな時も全く変わらず、付き合ってくれる人は貴重である。
この映画は、人は見かけではない、性別、年齢、国籍などすらも超え、人間として変わらないということ言っているようにも思える。
どんな姿であっても、ウジンの誠実さ、優しさ、真剣な眼差しは変わらない。

この映画を見て、人を見る目が少し変わった。
一見オジサンに見えても、その人のなかにみずみずしい少年が入っているかもしれない。一見オバサンに見えても、その人のなかに内気で内省的な少女が入っているかもしれない。
その人をその人として、大事にできたら素敵だ。

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「みずほ塾 未来を作る女道場」塾生を募集します!

 今年の目玉企画として、多くの(特に)パワフルな女性たちにご参加頂きたく、ご案内致します。
一緒に学んで、地域から、地元から、現実の政治を変えていきましょう!

「みずほ塾 未来を作る女道場」
入塾希望者募集

 2017年3月から11月まで(8月は除く毎月1回、合計8回のカリキュラム。
政治力をつけよう、エンパワメントしよう、政治を変えようがテーマです。
 政策、発言の仕方、選挙のノウハウなど共に学び、一緒に力をつけていきましょう。
 2019年に統一自治体議員選挙があります。
 自治体・国政を問わず、挑戦し、当選する人を増やしたいです。
 そして、もちろん立候補を考えていないが、政治力をつけ、政治を変えていきたいという人大歓迎です。
 
 ■期間及び時間帯
 2017年3月から7月まで 9月から11月までの月1回。全8回。
原則として午後6時からです
 ■場所
 東京 全水道会館(文京区本郷1-4-1)
 ■募集対象
 年齢制限なし。現職議員も可。女性中心にするが男性も可。
 ■入塾審査
 自己紹介を含め「政治をどう変えたいか」をテーマに800字程度の論文をお願いします。
 ■塾費(資料代) 8回分前納 10000円(大学生までは無料) 第1回のみ一般公開(資料代1000円)
 ■通信塾生も募集
 遠方や直接参加出来ない方向けに配布資料をお送りし、映像配信でご覧いただく「通信塾」も設けます。
 会場に来られない方も諦めないで!
 ぜひお申し込みください(応募方法は塾生と同じ)
 ■カリキュラム
第1回 3月9日(木)開塾式 福島みずほ 「女は政治に向いている」
   浜矩子さん(同志社大学大学院教授) 「『反グローバル』の落とし穴~排外主義に飲み込まれないために」          
第2回 4月13日(木)辛淑玉さん(人材育成コンサルタント「私をどう見せるか(仮)」
第3回 5月9日(火)三浦まりさん(上智大学教授)「『女性政治家バッシング』を跳ね返せ!」
第4回 6月7日(水)満田夏花さん(環境NGO FoE理事)「NG0の役割-政策を政治に繋げる方法」
第5回 7月3日(月)寺町みどりさん(「市民派議員になるために本」著者) 「勝てる選挙-市民型選挙のノウハウ」
第6回 9月4日(月)蓑輪明子さん(名城大学助教)「格差、貧困をどうなくすか-現状と課題」
第7回 10月18日(水)福島みずほ 「女が政治を変えていく」
第8回 11月 政治を変えたい女たちの街頭リレースピーチ
 ■塾費
 8回分前納 1万円(大学生までは無料)
公開講座は1回 1千円
 ■必要書類
 1 自己紹介を含め「政治をどう変えたいか」をテーマに800字程度の論文
 2 申込み書 次の事項を記載し、A41枚におまとめ下さい。
 名前・フリガナ・年齢・生年月日・職業・性別(ご自身の性自認する性)・郵便番
号・ご住所・連絡先(電話・携帯電話・E-mail)・これまでの社会活動
 ■応募締め切り 2017年2月10日(金)必着
 ■問い合わせ及び 応募書類送付先 
 〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館1111
号室 
 電話03-6550-1111
 FAX03-6551-1111
 E-mail mizuhoto@vivid.ocn.ne.jp
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映画「顔のないヒトラーたち」を観て

映画「顔のないヒトラーたち」を観て

「アイヒマンを追え」の映画見て、「顔のないヒトラーたち」を見たくなった。早速観る。

社民党員で、ユダヤ人で、強制収容所に送られた経験のあるフリッツ・バウアーは、フランクフルトのある州の検事総長。アイヒマンを捕まえ、刑事裁判にかけることに執念燃やし、実現をする。

アイヒマン逮捕と裁判は、「ハンナ・アーレント」の映画でも描かれていた。
アイヒマンは、ドイツではなく、イスラエルで裁かれる。
ドイツでこそ裁かれるべきだ、そのことが、ドイツが、過去に向き合い、未来作っていけることになると考えるバウアーは、がっかりする。

1950年代後半から、1960年代前半のドイツ。
アイシュビッツのことを多くのドイツ人は知らない。強制収容所から生還した人たちは、肉親が殺されたり、壮絶な体験のため語れない、語りたがらない。
経済成長にみんなの関心があり、過去に触れたくない。
ナチスの残党は、いたるところにいるのだ。
過去に向き合い、事実を明らかにすることができない。

バウアーは、若いヨハン・ランドン検察官を起用し、アイシュビッツの蛮行、加害者を裁こうとする。
アイシュビッツ裁判である。
捜査は困難を極める。カレンダーがあるような生活を強制収容所に入れられた人たちはしていない。また、自分の父親たちを裁くのか、そんなことは意味がない、あるいは、みんな仕方がなかったのだという声に阻まれる。

ヨハンは、アメリカが膨大なナチスの資料を保存しているところに行く。
本当に膨大な資料。
ナチスは資料を焼く暇がなかったのだと思った。
これに対して、日本は、敗戦と占領軍が来るまでの間に時間があり、日本中で、様々な資料は焼かれたのだ。

アイシュビッツにいたドイツ人は8000人。
加害者追及と被害者の証言が始まる。
様々な犠牲と努力を払って、ようやくアイシュビッツの問題が、ドイツにおける共有認識になるのである。
このようなすざまじい努力なくして、過去に向き合い、未来を開くことはできなかったのである。

これに対して日本はどうか。
日本でも例えば横浜事件がある。
第二次世界大戦中の1942年から1945年にかけて生じた、雑誌に掲載された論文がきっかけとなり、編集者、新聞記者ら約60人が逮捕され、拷問が行われ、約30人が有罪となり、4人が獄死した事件である。

判決は、何と戦後の1945年8月下旬から9月にかけて出されている。約30人が執行猶予付きの有罪判決である。政府関係者は、当時の公判記録を全て焼却した。その後、当時手を下した元特高警察官30人が告訴され、うち3人が有罪となった。しかし、日本国との平和条約発効時の大赦により全員免訴となった。
戦争中の加害行為は、アイシュビッツ裁判のようには、裁かれていない。

「白ばらの祈り」「アイヒマンを追え」「顔のないヒトラーたち」の映画で描かれている人たちは、極めて困難ななか、歴史のなかで使命を感じ、奮闘をした人たちである。
もちろん会ったこともない。
しかし、歴史のなかで、燦然と輝き、時空を超えて、本当に励ましてくれる。キラキラと光りながら、多くの人たちを、今を、見守ってくれている。

歴史に向き合うとはどういうことか。
歴史のなかで、責任を持って生きるとはどういうことか。
歴史のなかで責任を持って生きるということはどういうことか、とにかく考え続けながら生きていきたい。
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映画「怒り」を観て

有斐閣で「ビデオで女性学」という本を井上輝子さん、木村栄さんなどと作った(1999年)。母と娘の関係、暴力はどう描かれているかなどを担当し、ワイワイ議論し、作ることは、楽しかった。
映画をいろんな角度から、楽しんで見ている。

LGBTの描かれ方も興味深い。
刑務所映画や死刑の問題、裁判の描かれ方も興味深い。接見のあり方だって、国によって、時代によって全く違う。
そのことがメインテーマでなくても興味深い。
そこで、今回は、「アイヒマンを追え」に続いて、「怒り」のなかでの同性愛の描かれ方を書きたい。


映画「怒り」を観て

「怒り」は、ある殺人事件が起き、容疑者がなかなか捕まらない中、3つの話が展開をする。
東京、沖縄、千葉。
大好きな渡辺謙さん、宮崎あおいさんなどの演技もとてもいい。

それぞれの3つの話のなかで登場するそれぞれ3人の男たち。
その3人の中に真犯人がいるのか、いないのか、3人のなかで誰が一体殺人を犯しているのか。
見ていてドキドキするし、実はわからない。
正直、みんな何かあやしい。寡黙で、あまり今までのことを語らない男たち。

この映画は、人が人を信じられるかということを扱っていると思う。信じたい、しかし、信じられない何かがあるような気がする。
関わることで、自分はとんでもないことに巻き込まれるのではないか。

東京の話。
妻夫木聡さん演ずる会社員。
ワイワイと会社仲間たちと終業後、楽しくやっている。
そして、彼は、ゲイなのである。
カミングアウトはしていない。
彼ができ、一緒に暮らし始める。ホスピスにいる母親のお見舞いに彼も連れていくが、恋人であるとは言えない。
しかし、お母さんはわかっているという感じである。

知り合った彼は、寡黙で、過去のことを語らない。
偶然、報道で、殺人事件のことを知り、疑惑を持つ、
警察から、電話が入る。思わず「(そういう人は)知りません」と答えてしまう。

妻夫木聡が、街のなかで、人目もはばからず、泣きながら歩くのが印象的だ。
なぜ知らないというのか。

キリストが捕まった後、使徒が、キリストのことを聞かれて、「(そんな人は)知らない」と答えるのを思い出した。
自己保身か。
しかし、妻夫木聡演ずる主人公が、答えられない、関わりを持ちたくないという行動をとった理由の一つに、同性愛であるということがあると思う。
カミングアウトしていないのに、カミングアウトをせざるをえなくなるのである。説明が必要になる。
あるいは、関係を聞かれて、嘘をつくしかなくなってしまうのである。

自分を常に守りながら、本当の自分を隠しながら、どこか身構えて生きていかなければならない孤独や心労を思う。
そして、それは少なくない人たちが、とりわけマイノリティの人たちが抱えざるを得ないことでもある。
主人公の一人が、ゲイであるという映画。

人は人を信じることができるか。
人の孤独を描いている。

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映画「アイヒマンを追え ナチスがもっとも畏れた男」を観て

映画「アイヒマンを追え ナチスがもっとも畏れた男」を観ました。


ドイツは戦後、一貫して戦争犯罪の追及に熱心だったと思い込んでいた。

しかし、この「アイヒマンを追え」や「顔のないヒトラーたち」の映画が明らかにしたのは、ドイツでも経済復興に邁進し、過去のことは忘れたいという状況だったということである。映画は、その集団忘却をそれではダメだと歴史の事実を直視し、若者が未来を考えることができるように尋常ではない努力をした人たちを描き切る。
歴史のなかから、頑張れよとエールを送ってもらっている気がする。

1950年代後半のドイツの話。
州検事長のフリッツ・バウアーは、アイヒマンなどナチスの幹部を刑事裁判で裁くべきだと執念を燃やしている。しかし、連邦刑事局も上席検事も元ナチ親衛隊。捜査機関も政府中枢もナチの残党に占められていて、捜査は全く進まない。それどころか、捜査のファイルがバウアーの机からなくなったりする。部下も残念ながら敵なのだ。
バウアーは言う。「執務室を一歩出ると敵ばかりだ」と。

そんななか、アイヒマンが、アルゼンチンに潜伏中という手紙を受け取る。
ドイツの捜査当局は、妨害しかしないため、イスラエルに渡り、モサドに頼む。国家反逆罪の行為なのである。アイヒマンが、逃亡しないようドイツに帰ると「アイヒマンはクエートにいる」と嘘の記者会見を行うバウアー。
様々な妨害と困難に遭いながら、突き進むバウアー。

彼は、逃れたデンマークで、強制収容所に入れられ、「ナチスに協力する」という署名にサインし、出所する。彼の戦後の行為は、自分自身への贖罪でもある。歴史に責任をとるというのはどういうことか、過去に向き合い、未来を開くとはどういうことか、若者に未来を作って欲しいとはどういうことかということを教えてくれる。

そして、アイヒマン裁判一つをとってもこんなにも努力した個人がいたということである。当たり前だが、作りたい社会、そして、未来は、人任せ、棚ぼたではやってこないということである。

バウアーは、ユダヤ人、社民党員、同性愛者である。
バウアーは、デンマークにいるときに、「男娼」(こういう言葉を使っていいのかわからないが)と一緒にいるところを逮捕されている。このことが記録に残っている。

元ナチスで、バウアーの捜査を妨害しようとしている政敵たちは、その記録を知り、大喜びする。「下半身ネタはスキャンダルだ」と。ドイツは、何と1994年まで、同性愛者の性的交渉を刑事犯罪としていた。
同性愛者であるというのが、ものすごい弱みになっているのだ。本当の自分であることを明らかにし、自分に正直に生きることがなぜ犯罪になるのか。なぜそれがスキャンダルになるのか。

どれだけの圧迫と孤独を抱えて、バウアーは闘ったかと思う。
映画のなかで、同性愛がどう扱われているかは、映画評のなかで大きなテーマである。「ハーベイ・ミルク」「ミルク」「ブロックバックマウンテイン」「パレードへようこそ」「アデル、青は熱い色」など。

一度そのことも書いてみたい。

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共謀罪について海渡雄一弁護士と対談

共謀罪について海渡雄一弁護士と対談をしました。参考資料もアップしますので、是非ご覧下さい。

海渡弁護士との対談その1(FaceBook動画)
海渡弁護士との対談その2(FaceBook動画)

共謀罪についての参考資料(PDFファイル)
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映画「未来を花束にして」を観ました

映画「未来を花束にして」を観ました

映画 「未来を花束にして」 2015年/イギリス
原題 「Suffragetteサフラジェット」
監督  サラ・ガヴロン
主演 キャリー・マリガン、メリル・ストリープ、ベン・ウイショー、
    ヘレナ・ボナム・カーター
 *「サフラジェット」とは、女性参政権論者、女性参政権活動家を指す。

参政権なんて当たり前、女性に参政権があって当たり前と思うが、女性
たちが、参政権を手にするのに、こんなに大変だったのだと心底驚いた。

1912年のイギリスの話。
何回も何回も投獄され、デモで警官に殴られ、逮捕され、ハンガースト
ライクをやったら、みんなに押さえつけられ、口や鼻から強制的に食事を
摂取させられる。

ゲッー、苦しそう。
デモで公然と殴られ、何度も何度も、投獄される。
10回以上投獄された女性もいる。

女性参政権運動というと花を持ってパレードするのを見たことがある。
もちろん穏健な運動もあったのだが、ここで描かれるのは、女性に参政権
をという当たり前のことを獲得するのに、まさに命を賭けて、闘い続けた
女性たちの熱い思いと大変な闘いである。

こんなに!知らなかったとガーンと頭を殴られた感じ。
この女性たちの苦難に比べれば、今の私たちの苦労は、相対化して小さく
見える。選挙権も被選挙権も持っているわたしたちは、たくさんのことが
できるじゃないと。
たかだか100年前にすぎないのに、人間扱いされなかった女性たちのこと
を考えれば、隔世の感がある。

女たちが、参政権を持ってまだ約100年。日本では、1946年に初めて女性
たちが行使。71年が経っている。71年もというべきか。いや、わずか100
年前、71年前に、女性は、参政権を持っていなかったのである。
これからである。

イギリスで、30歳以上の女性が参政権を取得したのは、何と1918年、男性
と同じ21歳以上の女性が取得したのは、これまた遅く1928年。ニュージ
ーランドは、1893年。アメリカは、1920年、フランスは、1945年4月30日
である。

長い事、政治は、男のもの。女は、埒外だったのである。
女と政治は、いよいよこれからであると言いたくなる。

そして、この映画の素晴らしいところは、主人公に、労働者の女性を設定し
たことである。
洗濯工場、クリーニング屋で働くモード・ワッツは、24歳。キャリー・
マリガンが演じている。洗濯物を届けに行く時に、偶然、サフラジェットの
女性たちが、隠し持っていたレンガなどをショーウィンドーにぶつけている
場面に遭遇する。驚くモード。

同じ職場には、サフラジェットで、活動する同僚がいる。女性参政権のこと
で、公聴会が開かれ、その同僚の女性が発言することになっていた。しかし、
その日、彼女の顔は傷だらけ。夫に殴られ、証言できるような状況ではない。
突如、ピンチヒッターで、モードが発言する。職場の実態、同じ職場で働く
男性との賃金に大きく差があること、劣悪な労働条件なども話す。そう、
モードの母親は、同じ職場で、今で言う労災で死亡しているのである。
「なぜ、証言をしたのか」と国会議員の男性に聞かれ、「違う生き方もある
のではないかと思って」と思わず答えるモード。

デモに参加し、リーダーであるエメリン・パンクハーストの演説を聞く多く
の女性たち。そこには、モードもいる。
堂々の貫禄で、さすがメリル・ストリープ。実在のエメリン・パンクハース
トの演説が、当時の女性たちを鼓舞したように、鼓舞をしてくれる。「降伏し
ないで下さい。闘いを決してあきらめないで下さい。」その通り。

公聴会では、聞いてくれてるように見えた男性の国会議員たち。しかし、投
票の結果、女性に参政権を与えることは、否決される。
落胆し、怒る女性たち。
モードは、活動に参加をしていく。夫との間の亀裂。夫は反対なのだ。家か
ら追い出され、最愛の小さな息子にも会えなくなる。女性に親権はないのだ。
洗濯工場も首になる。

どれだけのものを失わなければならなかったのか。
どれだけのものを犠牲にしたのか。
参政権を女性が得るのに、こんな道のりがあったのか。

女性たちが集まり、議論し、作戦を練る。実力行使にもでる。
女性たちが、護身術として、忍術を練習する場面も出てくる。

サフラジェットの映画の主人公に、モードをしたことで、女性参政権運動
を上流階級の余裕のある夫人たちの運動として描くのではなく、多くの名
もない女性たちの熱い想いや実存を描くものになっている。

比較することはできないが、この映画を見ながら、メリル・ストリープが
マーガレット・サッチャーを演じた「マーガレット・サッチャー 鉄の女
の涙」(2011年)を思い出した。
鉄の女が、頑迷固陋な保守党の男性たちの中で、苦労をする場面が出てくる。
女性政治家としての苦労が出てくる。
あのサッチャーにして。

しかし、サッチャーが、政治家として行った新自由主義の政策の結果何が
起きたのかということは、あまり描かれていない。私にとって、サッチャー
というのは、同じ女性として苦労したという面より、あくまでも政治で何を
やったかである。
女であれば誰でもいいというわけではない。
労働者ということは、あまり出てこなかった。

「未来を花束にして」は、歴史や時代の中で、なかなか記されてこなかった
女性労働者と参政権の問題を結びつけたのだ。

参政権の運動は、上流階級、余裕のある女性たちだけの運動ではなく、多く
の女性たちの苦労と共感によって支えられ、だからこそ参政権の問題は、み
んなの問題であり、獲得した後も、みんなの問題なのだと。

本当に、モードのような女性がいたかどうかはわからない。
しかし、モードという女性を主人公にすることで当時の多くの女性たちの状
況が良くわかる。

そして、この映画を見ながら、アメリカ大統領選挙のことも考えていた。
なぜヒラリー・クリントンは、負けたのか。
エスタブリシュメントと思われた、既得権益だと思われた、新鮮味がないと
思われた、健康状態が不安だと思われた、インターネットのサイバー攻撃に
よるメール問題の再燃などが不利に働いた、アメリカの疲弊と閉塞感からト
ランプが勝った、いや、投票数は、ヒラリー・クリントンの方が上なので、
大統領選挙の選挙制度が問題などいろんな理由が考えられる。
しかし、アメリカ社会の女性嫌いということもあったのではないか。

そして、ヒラリー・クリントンが言った「ガラスの天井を破る」という言葉が、
一部の女性たちを鼓舞したが、一部の女性たちには、全く響かなかったという
ことではないか。
ガラスの天井を破って、女性大統領が誕生することは、それは、ヒラリー・
クリントンの成功であって、格差と貧困に苦しむ、今日と明日の生活に汲々と
する多くの女性たちにとって、遠く感じる、ガラスの天井より、自分の足元の
方が、関心があったのではないか。

なぜ女性が、政治に参画しなければならないか。
それは、この社会の男性社会、格差や貧困を変えていくためである。1%の
ためではなく、99%のためのための政治をやらなければ、多くの人にとって
この社会は生きにくいのである。

日本で、シングルマザーの女性の平均年間就労所得は、186万円である。これ
で子どもを食べさせることができるのか。女性があったり前に働いて、あった
り前に子どもを食べさせることができる賃金を得ることが困難な社会なので
ある。そのことこそ変えるべきである。

ヒラリー・クリントンには、「みんなの村で」という名著がある。子どもを
みんなで、社会で育てようという本である。また、国民皆保険をめざし、それ
は、オバマケアにつながった。トランプは、このオバマケアを含め、オバマの
政策の大半を廃止しようとしている。
ヒラリーの社会民主主義的な政策はあまり出てこなかった。

ヒラリー・クリントンは、「ガラスの天井の打破」ということはもちろん
いうべきだ。まだ誕生していない女性大統領を作ろうと呼びかけることは、
もちろん大事だ。しかし、同じくらい、それ以上に大事なことがある。
何のために大統領になるのか。そして、大統領になることが、日々働く男性、
女性の待遇、境遇を変えることにつながるのだという説得がもっと必要だっ
たのではないか。

女性問題、男女平等は大事。そして、同時に、この世界の格差や貧困を変え
ることが大事で、それをやるのだというメッセージが弱かったのではないか。
サンダースを熱狂的に支持した若者たちのかなりの部分が、ヒラリーを支持
したら、もっと変わったのにと思う。

「未来への花束」は、だから良く考えられた映画である。
女権拡張運動にとどまらない現在につながるものが詰まっている。
たくさんの女性たちに、エールを送ってくれている。

参政権を得るのにこんなに苦労したのは、たかだか100年前。日本は71年前。
これから、多くの女性たちで、違う社会をつくるぞって。
やれることは、この時代に比べれば、たくさんあるよって。
その意味で、歴史に埋もれていた100年前の女性たちが、耳元で、心の中で、
確実に、静かに、熱く、エールを送ってくれる。

ぜひたくさんの女性、男性に見てもらいたい。
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2017年 新春のご挨拶

あけましておめでとうございます

2016 年、本当にお世話になりました。
2016 年は何といっても参議院選挙があった年でした。暑い夏の選挙、多くの人たちと一緒に駆け抜けました。全国各地のお一人お一人に本当に支えていただきました。改憲勢力が3 分が2 を占め、社民党も厳しい結果となりましたが、国会に戻していただ
いたことをフルに生かし、活動をしていきます。

そして、沖縄の高江・辺野古の基地反対運動が大きく闘われ、弾圧も厳しくなっています。沖縄の民意を踏みにじり、強行していくことをとめるためにあらゆる努力を多くの人たちとやっていきます。自主避難者の人たちへの住宅の援助を2017年の3月に打ち切ることを福島県・政府が決めるなど切り捨て政策が横行しています。南スーダンに派遣された自衛隊には安保関連法・戦争法によって駆けつけ警護の任務が付与されました。

憲法審査会が再開されました。わたしは参議院の憲法審査会のメンバーです。憲法審査会での憲法改正案作りを阻止することを超党派で多くの人たちとやっていきます。
今、まさに正念場です。戦後を続けていけるのか、日本国憲法のもとで生きていけるのか問われています。わたしたちは今こそ気合を入れて民主主義を守り、作っていかなければなりません。憲法価値を生かしていくことこそやっていく必要があります。大変な時代状況、大変な政治状況だからこそ主権者である人々の一人でも多くの人と手をつなぎ、動きを作っていかなければなりません。仲間を増やしていきたいです。
できるだけ多くの人と出会い、話をし、手をつないでいきます。現場から政策実現をし、実現をしていきます。みずほ塾を東京で始めます。議員を増やしたいです。福岡など各地でもみずほ塾を作りたいと考えています。もちろん塾以外の講演会なども積極的にやっていきます。
一緒に想いや課題を共有し、国会のなかで、質問、行政交渉に生かし、課題の実現をめざしていきます。
社会の大きな運動やうねりを多くの人たちと作っていきます。そして、そのなかに自分の政治活動を位置づけて、元気にやっていきたいと考えています。
 2017年もどうかよろしくお願いします。いい年にしましょう!

福島みずほ
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2017年カレンダー販売中!

11月18日(金) 2017年カレンダーができました!

来年のカレンダーを作成しました。
是非、福島みずほ事務所まで、お申し込み下さい。
DSCN4576.jpg

代金は1枚30円。送料は枚数によって違いますので、下記をご参考にしてください。
氏名、住所、枚数を福島みずほ事務所まで、メールかFAXでお申し込み下さい。
  メール(mizuho-office@jca.apc.org)
  FAX(03-6551-1111)

<カレンダー代金>
30円/1枚

<送料>
1~4枚   200円
5~7枚  250円
8~15枚   400円
16~30枚  600円
31~60枚  900円

費用は、代金と送料の合計で、カレンダーと一緒に郵便振替用紙を同封し
ますので、到着後にお支払いください。
お申し込みをお待ちしています。
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外務省へ国連核兵器禁止条約に賛成を要請

10月27日(木) 国連決議について、外務省へ要請しました

国連で現在審議されている核軍縮交渉の前進をもとめる決議に対して
日本政府が賛成を投じるのか、反対か棄権かが問題になっています。
日本時間の28日(金)午前中にも採決されるとのことで、急きょ
超党派の議員で下記のような要請文を作成、外務省軍縮不拡散・科学
部の審議官に対して、井上哲士議員(共産党)と一緒に要請文を提出
しました。
20161027国連核兵器禁止条約要請
この間市民団体、議員が求めている決議への賛成投票を強く求めま
した。ニューヨークの現地でロビイングをしているNGOのメンバーと
情報を共有しながら、この決議に賛成するよう改めて強く政府に要求
していきます。
要請書文を下記に貼り付けますので、是非お読みください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外務大臣 岸田文雄 様

       核兵器禁止条約に関する要請書

 国連総会第一委員会に10月14日付でオーストリア等により
共同提出された決議案L.41「多国間核軍縮交渉の前進」は、核兵
器を法的に禁止する条約の交渉を行う国連会議を2017年に開
催することを求めています。これは、核兵器の非人道性に対する
国際世論の高まりを受け、多数の国々の支持を受けて出された決
議案です。

核兵器禁止条約の交渉を開始することは、唯一の戦争被爆国とし
て核兵器廃絶を求めてきた日本の立場と合致するものであり、広島
長崎の被爆者の方々の願いにも応えるものです。政府はこの決議案
に賛成し、来年開かれるであろう核兵器禁止条約会議に積極的に
参加すべきです。
 
一部報道によれば、日本政府は安全保障上の問題や核保有国と非核
保有国の対立などを理由に、この決議案に不賛同の方針だとされて
います。しかし、核兵器を禁止することが世界の安全保障に資する
ことは疑いの余地がありません。日本政府は率先して条約交渉に参
加し、その中に核保有国を関与させ、諸問題は交渉の中で解決を探
るべきです。不賛同や不参加は、被爆国としての日本の道義的な立
場を著しく傷つけます。
 
決議案L.41の投票は、日本時間10月28日午前にも行われると言
われています。日本政府として後世に恥じない決断をするよう要請
します。

2016年10月27日

議 員 有 志
近藤 昭一(衆議院 民進党)
白  眞勲(参議院 民進党)
仁比 聡平(参議院 共産党)
井上 哲士(参議院 共産党)
山本 太郎(参議院 自由党)
福島みずほ(参議院 社民党)
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厚労省が提出した都道府県別優生手術件数

厚生労働省が、旧優生保護法4条と12条に基づく優生手術の件数について、昭和24年から平成8年までのデータを都道府県別に出しました。PDFをご覧ください。同意なく不妊手術が行われていたことは大問題です。

厚労省が提出した都道府県別優生手術件数(PDFファイル)
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11月16日18時から「戦場ぬ止み」上映会を参議院議員会館講堂で

 10月21日(金)

 11月16日に「戦場ぬ止み」の上映会を参議院議員会館講堂で開催します!
 
 高江の住民たちが「静かな暮らしを守るためにヘリパッド(オスプレイパッド)を作らせない」と座り込む姿を撮影した「標的の村」の上映会を8月に開催しましたが、11月は「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」の上映会をします。
 映画のタイトルが辺野古のゲート前フェイスに掲げられた琉歌の一節に由来し「今年しむ月や 戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら(今年の11月の県知事選挙は、私たちのこの闘いに終止符を打つ時だ!その決意を日本中に、世界中に語ろうじゃないか)」に由来しているように、沖縄は選挙で「これ以上の基地負担への拒否」という民意を何度も示しています。
 これに対し、本土が話し合いではなく、防衛局や海上保安庁や警察の機動隊を差し向けて、暴力的に基地を建設しようとしている姿が濃厚に浮かび上がります。
 高江でのオスプレイパッド建設に対する徹底的な抗議の姿と人々の思いと歴史的な背景などを、沖縄に重い基地負担を押しつけている側の私たちが知ることが今何より必要です。
 現実を知って、沖縄の新基地建設や基地機能強化や米軍と共に戦争する国家体制作りに歯止めをかけるために行動しましょう。

 ぜひ多くの皆さまにお越し頂き、ご覧頂きたくご案内致します。

 ■日時 2016年11月16日(水) 18時から(17時半から通行証をお渡しします)
 ■場所 参議院議員会館講堂
 ■資料代 500円
 ■問い合わせ 福島みずほ事務所 池田 電話03-6550-1111
「戦場ぬ止み」フライヤー
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「自民党改憲案を考える超党派の議員と市民の勉強会」のご案内

 10月7日(金)

 10月14日(金)と26日(水)に「自民党改憲を考える超党派議員と市民の勉強会」を開催します。
 ぜひ皆さまお誘い合わせの上、お越し下さいませ。
 いずれの回も、午後5時メドに参議院議員会館(千代田区永田町2-2-1)入り口で、通行証をお渡しします。
 資料代は各回とも500円。

 ■第1回
  日時 2016年10月14日(金) 午後5時半~7時
  場所 参議院議員会館 講堂
  講師 水島朝穂さん(早稲田大学教授) 
  テーマ 「日本における改憲論議への疑問-ドイツとの比較にも触れて」
 
 ■第2回
  日時 2016年10月26日(水) 午後5時半~7時
  場所 参議院議員会館101会議室
  講師 永井幸寿さん(弁護士)
  テーマ 「緊急事態宣言条項}

 お問い合わせは、福島みずほ事務所 中島 電話03-6550-1111まで。 
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10月25日、映画上映会「ベアテの贈りもの」

 10月5日(火)
 
 10月25日(火)昼と夜2回にわたり、映画「ベアテの贈り物」を参議院議員会館講堂で上映します。

 幼少時に日本で過ごし、日本の女性たちの置かれている不平等を目の当たりにし、22歳の時に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)民政局に所属し、GHQ憲法草案制定会議の一員として、日本国憲法の起草で人権条項作成に関与し第14条「法の下の平等」や24条「家族生活における両性の本質的平等」 の草案を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさんの功績を追ったドキュメンタリ-。
 日本の女性たちがこの憲法の条文によってどのくらい励まされたのか、そして自民党改憲案でも改憲ターゲットにされている24条の今後を考える時にも必見の作品です。
 ぜひ多くの皆さまにご覧頂きたく、昼の部と夜の部の2回、上映会を企画しました。予約不要です。
 お誘い合わせの上、どうぞお越し下さいませ。

 ■日時 2016年10月25日(火) 
    昼の部 午前11時~
    夜の部 午後6時~
 ■場所 参議院議員会館講堂(千代田区永田町2-1-1)
 ■資料代 500円
 ■問い合わせ 福島みずほ事務所 池田 電話03-6550-1111
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10月4日午後6時半から福島みずほワクワク♥ドキドキ秋の夜長パーティを開催します

 8月29日(月) 

 10月4日(火)午後6時半から、東京・千代田区の都市センターホテルコスモスホールで「福島みずほ ワクワク♥ドキドキ 秋の夜長パーティ」を開催します。
 参加費5千円。
 ぜひ皆さま、お誘い合わせの上、お越し下さいませ。

 ■日時 2016年10月4日(火) 午後6時半(6時開場)
 ■場所 都市センターホテル コスモスホール Ⅰ (千代田区平河町2-4-1)
 ■参加費 5千円
 ■お申し込み お名前(フリガナ)、ご住所、所属(あれば)、電話番号をご記入の上、
  福島みずほ事務所FAX03-6551-1111までお申し込み下さい。
 メールアドレスはmizuhoto@vivid.ocn.ne.jpまでお願いします。

秋の夜長パーティ
秋の夜長パーティ2
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