11月23日(土)~24日(日)
田中正造氏没後百年の今年、福島みずほと行く田中正造ツアーを開催しました。
車中で、秘密保護法案についてレクチャー。
情報は国民のもの。
秘密保護法案が成立したら、すべての国民が対象になる。
議員や市民活動家も縛られることになる。

旧谷中村史跡ゾーンで。
8年前の福島みずほと行く大島ツアーに参加した、蓮田市議会議員の
勝浦あつしさんも、今回は自治体議員として参加してくれました。

1880年代から足尾銅山から製錬時に排出された亜硫酸ガスによって、煙害がひどくなり樹木は枯れ、足尾の山をはげ山に変え、旧松木村は廃村に。公害の原点と言われる。
100年前から国や県の緑化事業が継続され、1996年以降、NPO法人「足尾に緑を育てる会」が中心になり、多くの市民を受け入れて植樹をしている。

しかし、古河鉱業が足尾銅山の操業を停止した後も、松木渓谷には、銅カラミ・銅スラグと言われる、製錬過程で出る廃棄物の堆積場があり、鉛や亜鉛・カドミウムなどの有害物質を含むと言われている。
案内して下さった「田中正造没後百年記念事業を進める会」会長の坂原辰男さんによれば、この銅カラミが海外に輸出され、船底の洗浄などに用いられているとのことで、参加者から「これだけの公害被害があるのに、未だに公害の源を輸出している日本の企業の姿が原発輸出が重なる」との意見が出ました。(銅カラミの前で)

田中正造氏の終焉のお宅「庭田清四郎家」で、清四郎氏の曽孫の庭田隆次さんからお話を伺いました。

NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館で針ヶ谷記念館理事長からご挨拶を頂きました。