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福島みずほのどきどき日記

社民党第一回全国代表者会議 福島みずほ党首あいさつ

社民党の活動の中心的な役割を担って、全国各地でがんばっておられる皆さんに敬意を表し、心からの連帯のあいさつをいたします。

今年は、政治決戦の年です。本日は、選挙を闘う主体である全国の代表者が集まり、頑張りを共有し、不安やしんどさを克服し、励まし合う会議になることを心から願います。統一自治体選挙を頑張り、その支持を参議院選挙に結びつけることを各都道府県でしっかりとやって下さるよう、皆さんの奮起をお願いします。各都道府県連合から、労働組合や市民団体、そのほかの人々への働きかけを積極的にやっていきましょう。

社民党は、今国会を「ストップ・ザ・格差社会国会」「ストップ・ザ・憲法改悪国会」と名づけ、全力で格差社会と憲法改悪の流れを変えようとしています。「ストップ・ザ・格差社会国会」では、雇用の再生、生活の再生、地域の再生をしていきます。「ストップ・ザ・憲法改悪国会」では、憲法改悪手続きのための国民投票法案を成立させません。また、イラク特別措置法の延長を許しません。また、安倍総理は5年以内に憲法を改正すると言い、今度の参議院選挙の争点は憲法改正だと言っています。社民党は、これを受けて立ち、とことん対決していこうではありませんか。

今、社民党は、他の野党とともに柳沢大臣に対して、辞職せよ、安倍総理は柳沢大臣を罷免すべきであると主張し、がんばっています。「女性は子どもを産む機械である。」というのは、最低の絶対言ってはいけない発言です。女性の人格を否定し、ゆるされない発言です。そして、女性にもっとがんばって産んでいただく、ということも問題です。女性ががんばらないから少子化が進んだのでしょうか。国の少子化政策が、国の責任を放棄し、いかに当事者不在のまま考えられているかを示しています。社民党は率先して、この問題点を指摘してきました。

私は、この言葉は、安倍政権の人間観、政治の根本的な問題点を表していると考えます。安倍政権が、国民を自分たちの機械や部品とみなし、国民一人ひとりの生活を犠牲にして、国を優先させるゴーマン政権であることがよりはっきりしました。人間を見下し、女性を年金の財源を産む機械、お国のために子どもを産めとしているのです。女性は「子どもを産む機械」ではないように、日本版エクゼンプションに見られるように、労働者は、「24時間働ける機械」でも「商品」でもありません。ゴーマン安倍政権は、今日は節分ですが、退場してもらわなければなりません。

また子どもたちは、愛国心と規律を教え込まれ、習熟度別クラスで選別をされ、学校は外部監査の対象とされます。高齢者や障害者、リハビリを必要とする人たちなど、どんどん切り捨てられていっています。国家にとって、有用であるかどうかという判断をしているのではないでしょうか。自衛隊が海外で米軍とともに戦闘行為をすることを可能にする憲法改悪も若い人たちの命を軽視し、戦闘行為を可能にしようとするものです。

60年前に、それまでの兵隊さんを産むための「産めよ、殖やせよ」政策がなくなり、女性たちは、「もうわたしたちは、子どもを産む機械ではない。」と決意し、闘い、60年が過ぎました。それを全部否定する発言が柳沢大臣の発言ですから、わたしたちは、怒っています。「女性は子どもを産む機械」というのは、国民を国家の客体にし、人々の生活を犠牲にして、国を優先させる自民党新憲法草案につながるものです。社民党は、命と生活を踏みにじるこのような政治とまさに全面的に対決し、政治を変えようとしている政党です。現場に行き、行動し、新しい人々の中に入り、共に汗をかき、人々のために生きる。そのことをさらに全党員がして下さることをお願いします。

社民党が存在するからこそ、格差社会の問題点を指摘し、共謀罪や国民投票法案などを阻み、憲法改悪を阻んでいるのです。また社民党は、国会の中で、与党と対決するために民主党、共産党、国民新党に働きかけ、野党共闘の要としてがんばっています。社民党が存在しなければ、国会の中で野党共闘はできないでしょう。

社民党の旗をきちんと立て、一人でも多くの国民に働きかけ、政治を変えていこうではないですか。今度の選挙こそまさに、絶好の機会です。大変な状況ですが、知恵と力を出しあい、社民党が躍進する選挙をなんとしてもやりたいと思っています。各地での候補者擁立を心からお願いします。街頭で訴え、「人を見たら候補者と思え」という勢いで、候補者擁立に全力を尽くしてください。午後には、候補者から決意を披露していただく時間もとってあります。また出席された代表者の中にも、参議院選挙、統一自治体選挙を闘う方々がいらっしゃることでしょう。気持ちも新たに、それぞれの地域に帰って、選挙活動を進めてください。

今度の選挙は、まさに、日本国憲法の命運、社会の命運を決める選挙です。わたしは、みなさんの先頭に立ち、牽引し、明るく、元気に、しかも死にもの狂いでがんばります。みなさんの奮起を期待し、私の心からの挨拶を終わります。

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