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福島みずほのどきどき日記

野党党首会談を開きました-何が問題なのかー

2月6日(火)
 柳沢大臣が、午前中の記者会見で若者が「結婚し、子どもは2人以上持ちたいという健全な状況にある」と語りました。
 どうしてこんな発言が出てくるのかわかりません。
 「女性は産む機械」という発言に対して謝罪をしたけれど、一体何に対して謝罪をしたのかと思います。
 柳沢大臣のこの発言に対して、ある男性から「子どもが一人産まれた。2人目を妊娠中に病気で、中絶をせざるを得なかった。だから、『子どもは2人以上持ちたいという健全な状況にある。』と言う発言は許せない。」と言われました。

 結婚をする人も結婚をしない人も結婚をしたい人も結婚をしたくない人も、子どもを持つ人も子どもを持たない人も子どもを持ちたい人も子どもを持ちたくない人もいます。子どもが1人の人も2人の人も3人の人もいます。何を持って健全と言えるのでしょうか。

 結局、少子化対策で、国の立場から見れば、2人以上産んで欲しいというのを健全と言っているのではないでしょうか。
 一人ひとりの選択と人生があるのに、結婚をして、2人以上子どもを持つという健全な状態にあるとなぜわざわざ言わなければなせないのだしょうか。

 子どもが産まれなくて、「子無きは去れ。」と離婚をされてしまった女性がいます。子どもを2人以上欲しかったけれど、状況がそれを許さなかったと言う人もいます。また、わたしのまわりには、結婚をしていない人、子どもを持とうとは思わなかった人、流産した人、死産をした人、不妊治療を苦しんで行って結局子どもに恵まれなかった人、人工受精などについての考え方の違いから離婚してしまった人などいろんな人がいます。

 わたしは、子どもが一人いますが、しょっちゅういろんな人に「子どもを2人以上持つべきだ。」と言われて閉口した記憶があります。
 講演などに行って、全く初対面の首長さんから、「子どもは2人以上産むべきだ。女性が子どもを持たなくて困る。」とずっーと説教されて、全く初対面でしかもわたしの人生や産まれてくる子どもに直接関係がない人に、なぜここまで言われるのかと思ったことがあります。

 わたしは、たまたま子どもがいるけれど、子どものいない女性や男性は、どれだけ周りから、また初対面の人から「子どもを持て。」「なぜ持たないのか。」と言われるのかと思います。随分辛い思いをするとさんざん聞かされます。

 人には、いろんな生き方があり、いろんな選択肢があります。健全な生き方とそうでない生き方があるのではなく、政治は、いろんな生き方を応援をすべきです。

 いろんな生き方や考え方やいろんな家族があるということに配慮しないと思われる厚生労働大臣の発言は、やはり問題です。

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