本をたくさん読んでいます
2007 / 02 / 22 ( Thu ) 2月22日(木)
最近、読んだ本は、なぜか偶然女性が書いたものが多い。 「物語のはじまりー短歌でつづる日常」(松村由利子著、中央公論新社刊) 知りあいの記者で、今は記者をやめて、ライターと歌人として生きている松村由利子さんの新しい本。 毎日新聞時代に知りあったので、友達の心境やいかにという感じもある。 彼女の「鳥女」の歌集もあらためてまた読む。 「物語のはじまり」には、テーマごとにいろんな短歌が紹介されていて、味わって読む。 岡本かの子の「年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり」なんていいなあ。 柳沢厚生労働大臣の「産む機械発言」の後なので、「死んだ子を産まねばならぬ私は陣痛促進のため廊下を歩く」の短歌は心に突き刺さってくる。 満田さんなどわたしの友人たちは、短歌を趣味にしている人が多い。道浦母都子さんの全歌集も素晴らしかった。わたしもいつか詠めるようになるといいなあ。 「夢を与える」(綿矢りさ著、河出書房新社刊) チャイルドモデルから芸能界で働くようになった夕子。 素直な彼女は、一生懸命スケジュールをこなしていくが、どこかで自分を見失っていく。 自分のイメージと自分自身との間に乖離が生じたり、売り出していく自分のイメージのために自分の人生を組み立てたり。自分のイメージや仕事に自分が縛られていく過程と個人の幸せって何ということも描いていると思う。 芸能界は、「人々に夢を与える」ことが仕事であるならば、政治の世界は、ある意味「人々に希望を与える」のが仕事である。 必死で仕事をひたすらこなしていきながら、自分というものがどこかわからなくなっていく、少なくとも自分と折り合いをつけて、幸せであるわけではないという主人公の夕子ちゃんの人生は、どこかすごく胸に迫ってきた。 「きっこの日記2」(白夜書房刊) わたしは、「きっこのブログ」の愛読者。 「きっこの日記」も読んだ。 ヘアメイクと言われる彼女が、本当にヘアメイクなのかどうか知らないし、面識もない。 でも彼女の母親に対する思いや政治についての怒りのまっとうさは、本当に大好きである。 わたしも同じように怒りながら、働いているので。 いっぱい仕事を掛け持ちしながら、働いているきっこさん。世田谷に住んで、魚を飼って、一人暮らしをしているきっこさん。 この東京の空で、怒りながら生きているきっこさんが、がんばっている限り、わたしもがんばるぞと思うのである。 「たまには、時事ネタ」(斎藤美奈子著、中央公論新社刊)。 香山リカさんと斎藤美奈子さんは、わたしが思いもつかない切り口で、わかりやすい練れた文章で、みごとに切ってくれて痛快。 「ひとり日和」(青山七恵著、河出書房新社刊)と「名もなき毒」(宮部みゆき著、幻冬社刊)と「変えてゆく勇気」(上川あや著、岩波新書)を読み始める。 |
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