福島みずほのどきどき日記

「大連立」について

毎年全国各地で開かれている護憲大会が、今年は東京で開かれている。一日目、社民党を代表しての挨拶をする。その後、横路さんと土井たか子さんと日本国際ボランティアセンターの清水俊弘さんのパネルディスカッションが開かれる。
人権と民主主義の憲法理念をめざす第44回大会



 その後、驚くべき連絡が入る。
 福田氏と民主党小沢代表の党首会談が中断し、持ち帰りになったということであった。「連立」をするかどうかについて民主党は役員会で協議し、「連立」をしないという結論になったと報道された。

「逆転の夏」が「大政翼賛会の秋」になってどうする!
 自民党と民主党が手を組めば、どんなに酷い法案でも瞬時に通っていく。国会での議論をする時間がどんなに短くても、瞬時に通っていく。
 憲法を変えることも、自・公・民で手を組めば、改正案作りをして変えることが簡単にできる。
 まさにとんでもない危機的な状況となる。

 今は守屋前防衛省事務次官の問題が噴出し、防衛省の利権にメスをいれるべき時である。4兆7000億円の防衛費、3兆円と言われる在日米軍基地再編の費用、グアム移転費の7400億円、在日米軍基地への思いやり予算2200億円、政・官・業への癒着にどんどんメスを入れるべきときである。

 厚生労働委員会において肝炎や年金保険料の問題を追及しているけれども、これまた厚労省における政・官・業の癒着の問題である。
 国会にいると長年の自民党政治が抱えるの膿が吹き出て、どうしようもないという思いになる。

 それらにメスをいれ、政治を変えていくことが求められているときに、なぜ「連立」の話しを持ち帰ってくるのか。
 長年の自民党政治の問題点に全くメスを入れることが出来なくなるではないか。
 これでは「腐敗覆い隠し」政権となってしまう。

 なんとか給油を再開したい福田総理と、成果を出したい小沢代表。
 国連決議がある場合は、自衛隊は派兵をしてもいいと考える、小沢代表の自衛隊派兵恒久法案を官邸に持ち帰る福田総理。
 その法案で給油が出来なければ、自衛隊にとっては意味がないので法案を検討したのである。

 結局、民主党小沢代表の提案する自衛隊派兵恒久法案では給油をするのはちょっ無理があるということになったようだ。

 そこで「連立」という形で一切の問題を解決しようとしたようだが、これでは「政党」の自殺行為である。
 小沢代表が「連立」の話しを持ち帰るというのも、全く分からない。
 「総選挙で決着をつけましょう」と即答すべきであって、持ち帰る持ち帰るという話しではないのではないか。
 「連立」の話しそのものが、夏の参議院選挙で投票してくれた人たちへの裏切り行為である。

 福田総理は「何か成果を出さなければ」と焦り、新テロ法案の衆議院での再議決をするという方向に動いていくかもしれない。

 また今回の臨時国会では間に合わなくても来年の通常国会で「自衛隊派兵恒久法案」が提示され、自民党・民主党で話し合いをしていくという「大危機的な状況」を迎えるかもしれない。

 アフガニスタンやイラクの人たちにとっては、「不朽の自由作戦」で爆撃を受けるか、「ISAF」で爆撃を受けるかは、まったく関係がない。一般の人々が攻撃を受け、殺されていっているのだ。何の違いがあるのだろうか。そしてなぜ殺されなければならないのか。

 インド洋で給油をすることも問題であり、「アフガニスタンのNATO軍の指揮下にある「ISAF」に自衛隊を派遣することは、さらに違憲である。

 テロ特措法の延長は問題だが、テロ新法は時限立法ではない点、国会の承認がない点でさらに問題である。そして「個別立法」を必要とせず「自衛隊派兵恒久化法案」としてしまうことは、一つひとつの自衛隊の派兵を国会が法律という形で吟味しないので、さらにさらに問題である。
 自民党議員の作った「自衛隊派兵恒久化法案」は、かけつけ警護も何でも可能としていて、極めて問題である。

 これは憲法を踏みにじるもので、許せないという声をもっともっと大きくしていくことが必要である。

 福田総理も小沢代表も、自衛隊を海外に派兵することを認めているということでは共通である。

 社民党は自衛隊を海外に派兵させるべきではないと考えている。
 「二大政党制」だけでは、国会は本当に本当に危うくなってしまう。

 今回の護憲大会は「武力で平和はつくれない!人権と民主主義の憲法理念の実現を目指す」ことをテーマにしている。
 まさに「武力で平和はつくれない」。明文改憲も解釈改憲も許さないとたたかっていく。
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