
1月21日(木)
社民党の外交防衛部会で、ソマリアの海賊対策で、自衛隊を出すということについて、勉強会。
なぜ海賊となったのか、ソマリアという国の現状については、いろんな議論がある。
東京新聞に堤美果さんが、いわゆる先進国が、あそこの海域に放射性廃棄物を捨てようとしたことがひとつの契機である旨書いていらした。
海賊の被害にあうというのは、大変なことであり、もちろん何とかしなくてはいけない。
しかし、なぜそれが、すぐ自衛隊派兵となるのか。派兵か、派遣かという議論はあるかもしれない。しかし、武器使用の可能性は、もちろんあり、これはやはり派兵ではないか。
海賊行為は、違法な刑事罰の対象となる行為である。
だから、本来は、刑事処罰の対象として考えなければならない。
イエメンは、警察権で対応をしている。
日本の海上保安庁は、アジアにおける海賊対策で、2000年頃から、業績をあげてきている。
マラッカ海峡における海賊対策で、きちん協定をつくり、日本の海上保安庁のイニシアチブで、きとんと海賊を封じ込めてきたと高く評価をされている。
日本の海上保安庁には、現に実績があるのだ。
また、フランスのシェルブールから、日本にプルトニウムを輸送をするときに、海上保安庁は、フランスから、日本まで、護衛をしているのだ。
なぜここで、いっそくとびに自衛隊を出すのか。
わたしは、以前、後藤田正晴さんといろいろお話をする機会があった。事務所にお邪魔して、お話をさせていただいたのである。
彼は、戦後まだ、60年以上しか経っておらず、自衛隊は海外に出すべきではないということをいろんな角度から、熱く語ってくださった。
その後、亡くなられて本当に残念である。
自衛隊は、海外に出さないということで、日本は、長いことやってきた。
今回の派兵は、何の法律も作らず、国会のタッチが全くなく、出してしまうのである。
テロ特別措置法やイラク特別措置法では、まがりなりにも国会でがんがん議論があった。
国会は何のチェックもタッチもできないのである。
また、世界中には、他にも海賊がいる。
今や世界には、日本人、日本関係の企業、製品、物資があふれている。
日本の利益を守れ、にほんの物資を守れ、日本人を守れということであれば、世界中に自衛隊が出かけていけることになる。
なぜこの場合に行くのかということが、全くの政府判断になってしまう。
戦争のためまず自衛隊が出ていくということには、わたしは、ならないと思っている
はじめは、海賊のため、次にテロのため、そして、戦争のためとなっていくのではないか。
テロのためと戦争のためというのだって,紙一重だ。
政府与党は、自衛隊派兵恒久法案を作りたいと考えている。
自衛隊を特別立法なくして、ある条件があると政府が考えれば、国会の関与なく、新たな一般の立法で、出したいと考えている。
海賊新法もその自衛隊派遣恒久法案の地ならしに思える。
立法すらなくして、自衛隊をまず海外に出す。
国会の関与はない。
実は、これは、自民党新憲法草案の9条の改正案のなかみである。
こんな形で、自衛隊が海外に出て行くのだろうと危惧を持っていたことが、現実になろうとしている。
とにかくいろんな角度から、議論し、おかしいぞと声をあげていきたい。
社民党の外交防衛部会で、ソマリアの海賊対策で、自衛隊を出すということについて、勉強会。
なぜ海賊となったのか、ソマリアという国の現状については、いろんな議論がある。
東京新聞に堤美果さんが、いわゆる先進国が、あそこの海域に放射性廃棄物を捨てようとしたことがひとつの契機である旨書いていらした。
海賊の被害にあうというのは、大変なことであり、もちろん何とかしなくてはいけない。
しかし、なぜそれが、すぐ自衛隊派兵となるのか。派兵か、派遣かという議論はあるかもしれない。しかし、武器使用の可能性は、もちろんあり、これはやはり派兵ではないか。
海賊行為は、違法な刑事罰の対象となる行為である。
だから、本来は、刑事処罰の対象として考えなければならない。
イエメンは、警察権で対応をしている。
日本の海上保安庁は、アジアにおける海賊対策で、2000年頃から、業績をあげてきている。
マラッカ海峡における海賊対策で、きちん協定をつくり、日本の海上保安庁のイニシアチブで、きとんと海賊を封じ込めてきたと高く評価をされている。
日本の海上保安庁には、現に実績があるのだ。
また、フランスのシェルブールから、日本にプルトニウムを輸送をするときに、海上保安庁は、フランスから、日本まで、護衛をしているのだ。
なぜここで、いっそくとびに自衛隊を出すのか。
わたしは、以前、後藤田正晴さんといろいろお話をする機会があった。事務所にお邪魔して、お話をさせていただいたのである。
彼は、戦後まだ、60年以上しか経っておらず、自衛隊は海外に出すべきではないということをいろんな角度から、熱く語ってくださった。
その後、亡くなられて本当に残念である。
自衛隊は、海外に出さないということで、日本は、長いことやってきた。
今回の派兵は、何の法律も作らず、国会のタッチが全くなく、出してしまうのである。
テロ特別措置法やイラク特別措置法では、まがりなりにも国会でがんがん議論があった。
国会は何のチェックもタッチもできないのである。
また、世界中には、他にも海賊がいる。
今や世界には、日本人、日本関係の企業、製品、物資があふれている。
日本の利益を守れ、にほんの物資を守れ、日本人を守れということであれば、世界中に自衛隊が出かけていけることになる。
なぜこの場合に行くのかということが、全くの政府判断になってしまう。
戦争のためまず自衛隊が出ていくということには、わたしは、ならないと思っている
はじめは、海賊のため、次にテロのため、そして、戦争のためとなっていくのではないか。
テロのためと戦争のためというのだって,紙一重だ。
政府与党は、自衛隊派兵恒久法案を作りたいと考えている。
自衛隊を特別立法なくして、ある条件があると政府が考えれば、国会の関与なく、新たな一般の立法で、出したいと考えている。
海賊新法もその自衛隊派遣恒久法案の地ならしに思える。
立法すらなくして、自衛隊をまず海外に出す。
国会の関与はない。
実は、これは、自民党新憲法草案の9条の改正案のなかみである。
こんな形で、自衛隊が海外に出て行くのだろうと危惧を持っていたことが、現実になろうとしている。
とにかくいろんな角度から、議論し、おかしいぞと声をあげていきたい。
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