福島みずほのどきどき日記

補正予算成立

1月27日(火)
 第2次補正予算が成立。
 衆議院は、可決、参議院は、定額給付金の部分を削除したものが可決。
 つまり、衆議院と参議院で、結論が異なったので、両院議員協議会が開かれた。長く、長くやっていたが、両院で協議が整わず、衆議院の優越で、補正予算が成立をした。
 いろんな問題があるが、一番の問題は、何と言っても定額給付金である。
 先週の金曜日に、足立区役所に、参議院の予算委員会として、見学に行った。
 景気回復というが、どれだけ実際使われるだろうか。
 というのは、政府の要綱案によると、できるだけ銀行などの口座に振り込み、それができないときに、現金を渡すことになっている。
 銀行口座に、1万2000円が振り込まれたら、そのままにしておく人も多いのではないか。
 
 また、足立区では、のべ3825人が毎日働く必要があるとのこと。多くのアルバイトなどを雇う必要がある。
 そして、区の職員は、今、兼務で、6人が働いているのである。
 この間、九州の自治体議員が事務所に来てくれた。彼の住む自治体の人口は、5万人。市の職員は、400人ほど。どんどん人員削減がされてきた。
 みんなひぃーひぃー言って働いている。
 県から、定額給付金のための部署を作れと言われ、作っているけれど、そのために、この忙しいときに、職員が割かれるのは、大変だと。
 確かに、職員を動員しなければならず、そして、従来の仕事は、そのままあるので、大変である。

 足立区では、99億円、約100億円、定額給付金として、人々に配られることになる。
 予算委員会のメンバーから、区長に対して、「もし、区に直接100億円交付になると仮定をしたら、一体何に使いたいか。」という質問が出た。
 区長の答えは、「子どもたちの支援に使いたい。」というものだった。
 35人学級にしたし、子どもたちの支援に使いたいと。
 みんなにばらまくより、そっちのほうが、ずっーといい。

 定額給付金は、2兆円だが、そのうち事務費にかかるのは、825億円である。
 そして、そのうち銀行などの振り込み手数料が、150億円。こんなことに使うのだったら、もっともっとまとものことができる。 
 生活保護の母子加算廃止は、全部で200億円。銀行口座の振り込み手数料にプラスアルファーをすれば、生活保護の母子加算は、廃止しなくてすむのである。

 また、DVの被害者には、定額給付金か配られない。
 別居している夫がもらうことになる。自治体は、地域活性化のための資金で払うことになるが、この資金をもらえない自治体もある。

 また、ホームレスやネットカフェ難民は、足立区の職員の説明によると、2重どりなどの可能性などがあるので、住民票をそこのネットカフェなどにきちんと写しているという場合でなければ支給できない。生活保護の対象であるということであった。
 住民票を写している人などほとんどいないだろう。
 結局、ホームレスやネットカフェ難民やDVの被害者には、定額給付金が、支給されることは、とても難しいということである。

 どんな大金持ちにも支給されるけれど、本当に困窮している人には、支給されないのである。

 現場にいき、話を聞けば聞くほど、具体的な問題点を感ずる。

 2兆円という多額の税金をこんなことに使っていいのか。
 補正予算の成立は、全くおかしい。
 

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