福島みずほのどきどき日記

貫徹!平和への思い

 最近、記者の人たちに会うと「連立政権に入るのですか」ということばかり聞かれ
る。

 いよいよ衆院選である。激動の政治の季節である。そんな中で、きちんとかじ取り
をし、社民党は議席増を果たし、新しい政治の中で重要な役割を果たさなければなら
ない。

 衆院選でどこの政党が何議席取るかによって、政治の在り方は変わってくる。自民
党政治は末期であると思う。国民の生活は疲弊し、格差は拡大し、年収200万円の
人が、働く人の5人に1人になっている。

 政治を変えようというのが、いまの大きな流れである。新しい政治をつくるとき
に、社民党は大きな役割を果たしたいと思う。

 衆院選後にどの政党の議席数がどのようになっているかによって、まったく政治の
有り様は変わってくる。自民党の一部が民主党へ流れ込んでくるかもしれない。ま
た、自民党と民主党の大連立の可能性だってある。そんな政権が誕生すれば「そこの
けそこのけ、憲法改正が通る」となり、強行採決の“オンパレード”になりかねな
い。

「危ない政権」ができないように、社民党が議席を増やし、社民党の政策を反映さ
せ、またチェックができるようにしたいものである。

 どんなことが大事で、社民党はどんなことで頑張ろうとしているのか。

 まず、格差是正がある。社民党は2002年から格差是正を主張し、労働者派遣法
の抜本改正を訴えてきた。いま、派遣法の抜本改正のために、他党、とりわけ民主党
に働き掛けている最中である。

 また、社会保障費の伸びを毎年2200億円ずつカットしていくことをやめるべき
である。自分で言うのも何だが、2200億円カットの問題を一番初めに国会で問題
にしたのはわたしである。

 次に平和の問題がある。自民、公明両党の与党は2年前、衆院で憲法改正の手続き
を定めた国民投票法案を強行採決した。そして先日も、衆院で憲法審査会の委員数な
ど運営方法を定める審査会規程が与党によってまた強行採決された。社民党は憲法審
査会を動かし憲法改正案づくりをし、憲法9条を変えて、自衛隊の海外での武力行使
を認めることに反対である。

 わたしは11年前に、土井たか子さんに誘われて立候補することを決意した。「国会
の中で憲法9条を変えないという政党がなくなったら困る」と、本当に思ったからで
ある。この思いは強くなることはあっても弱くなることはない。憲法審査会を動かさ
ないこと、自衛隊を海外派兵させないことのために全力を尽くしたい。

 国民の半分以上は、憲法を改正する必要がないと答え、憲法9条を変えない方が良
いという人はもっと多い。しかし、国会の中では、そのように考える議員は極めて少
数になっている。国民と国会の間に大きなズレ、ギャップが生じている。

 二大政党だけが残るということに対して、大きな危機感を持っている。国民の中に
多元的な価値観が必要である。激動の政治。あらゆることが起こり得る。しかし、そ
の中で、政治を志した原点を大事にし、国民の期待に応え、信頼を裏切ることだけは
絶対しない、と決意している。


【共同通信社会員情報誌「Kyodo Weekly」6月22日号より】


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