福島みずほのどきどき日記

スポーツニッポン・「議時録」より

参議院で、生活保護の母子加算を削減したことについての復活法案を野党が提出し、
参議院では可決された。いよいよ衆議院である。03年からずーっと政府・与党は、
2200億円ずつ社会保障費の伸びをカットしてきた。健康保険の改悪、医療の切り
捨て、年金・生活保護・雇用保険の改悪、障害者自立支援法という名の切り捨てな
ど、どんどん進んできた。

生活保護の母子加算のカットも、この2200億円のカットの中で行われたものであ
る。05年からカットし、総額は200億円。「アニメの殿堂」(国立メディア芸術
総合センター、仮称)に117億円使うのであれば、この母子加算のカットの復活に
当てればいいと本当に思う。エコポイントの予算は3000億円。中央官庁がエコ
カーに買い換えるのに500億円以上使う。役所がエコカーに買い換えるのをやめた
ら、2年分以上、母子加算が復活できる。毎月支給されていた2万3000円がカッ
トされて、子供たちやお母さんが今、どれだけ困っているか。「大金持ちには増税
を、生活が困っているところには減税を、福祉が必要なところには福祉を」というが
社民党の立場である。格差を拡大し、貧困を拡大していくような政策は、はっきりと
転換していくべきである。

もう1つの政策転換は、タクシー、ハイヤーの台数などの規制緩和の転換。02年に
規制緩和され、全国的にタクシーの運転手さんたちの年収がガクンと下がった。沖縄
は何と180万円台。当事者のみなさんの運動や裁判提訴などにより、今回、再規制
の法律が成立した。

そして、労働法制をきちんと再規制していこうと今、頑張っているところである。
03年、労働者派遣法が改悪され、製造業についても派遣が可能となり、大企業の大工
場で派遣が広がり、不況になった途端、ひどい派遣切りが横行した。労働法制をきち
んとすべきだと考える。社民党は長い間、民主党に働きかけ、協議を続けてきた。登
録型派遣については原則禁止、製造業についても原則禁止というところまで踏み込ん
ではくれた。社民党は、製造業については禁止の立場で攻防戦を繰り広げてきた。製
造業の専門職に原則禁止の趣旨を踏まえ、合理的な範囲に限定するということで、合
意にこぎつけた。国民新党も入れ、3野党で派遣法の抜本改正案を提出した。政策転
換のとき、政治を変えるときである。頑張っていきたい。

【09年06月29日付スポーツニッポン・「議時録」より】

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