福島みずほのどきどき日記

障害者自立支援法改正案、会期末に成立に怒り

 12月3日(金)
 今日は民主・自民・公明・みんなの賛成多数で参議院厚生労働委員会、
続く本会議で、障害者自立支援法改正法案が可決・成立しました。
 福島みずほは、参議院厚生労働委員会で質問に立ち、反対討論をしました。

 厚生労働委員会の議事録ができ次第、ブログにもアップしますが、まずは
本日の反対討論を以下に掲載します。

 社民党・護憲連合の福島みずほです。
 私は、障害者自立支援法改正法案に反対の立場から討論を行ないます。

 先ほども述べましたが、今日は、国際障がい者デーです。
 このような法案が、多くの障がい者の反対の中で、成立することに
強い怒りを感じています。

 私は、障害者自立支援法成立の際に、雨が降る中、しみるような寒さの中、
「私たちのことを私たち抜きで決めないで」と訴えながら、(当事者の皆さんが)
国会までデモをしていた日のことを鮮明に思い出します。

 本法案についても、連日、多くの障がい当事者や支援者たちが、国会前で反対
と訴えつづけてきました。
 一方で、閣法に対する質問通告がすでに終了しているにもかかわらず、その法案
については審議をせず、突如、反対会派があるにもかかわらず、頭ごなしに議員立法
を成立させるというやり方は、与党民主党のみならず、野党の自民党も共に、国会
軽視であり、許されないと考えます。

 また、現在、障がい者制度改革推進会議の下で、障がい者総合福祉法をつくるために
議論を重ねています。
 このような法案がでてくることは、この障がい者制度改革推進会議の議論を無視
するものであり、極めて問題だと考えます。

 応益負担を打ち出した障害者自立支援法は、障がいが重いほど、社会から支援を受ける
必要があるにもかかわらず、自分の負担が増える制度とは、一体何なのか。
 憲法の13条、14条、25条に反しているとして、訴訟まで起こりました。 
 そして、厚生労働省は、その原告団・弁護団と基本合意文書を交わし、和解しました。
 本法案は、そのような動き、基本合意の中味を反映していません。

 その極めて問題であった、応益負担についても「百分の十」という規定を残しています。
なぜ、もっとも問題である、この条文を削減しないのですか。
 結局、この法案は、障害者自立支援法の延命策でしかありません。

 まずは、障害者制度改革推進会議の総合福祉部会で提言されている「四つの当面の課題」は、
 一、利用者負担の見直し
 二、法の対象となる障害範囲の見直し
 三、地域での自立した暮らしのための支援の充実
 四、新法作成の準備のための予算措置を行なうべきという内容です。

 これらは、法改正も必要なく、政省令や予算措置で実現できるものばかりです。
 障がい者制度改革推進会議で議論された、これらの施策こそ、まず取り組み、実現すべきです。
 そして、なぜ、政権交代前の旧政権下で出されてきた改正法案をベースにした法案を今、
民主党も一緒になって賛成するのか。ここに、本法案の問題の本質があるのです。

 現在、障がい者制度改革推進会議では、様々な議論が行なわれています。
 その議論こそが、もっとも尊重されるべきです。
本法案は、この推進会議での議論をあまりにも軽視したものであり、受け入れられません。

 障がい者制度改革推進会議の議論をしっかりとすすめ、障害者基本法、障害者総合福祉法、
障害者差別禁止法を制定させ、この国で、障害があろうとなかろうと、自分らしい生き方が
できる社会を実現するべく、全力をあげていきます。

 以上をもって、私の反対討論とさせていただきます。

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