福島みずほのどきどき日記

3月29日の予算委員会議事録

 3月29日(火)
 菅総理に対して、福島第一原発の廃炉と浜岡原発の
停止を求めました。
 議事録は追記をご覧下さい。
 

 福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 高速道路無料化、子ども手当の上乗せ分など、
これは将来削減する可能性あるということでよろ
しいですね

 内閣総理大臣(菅直人君)
 先ほど来の議論のように、今回の震災対策に関
しては、この今の予算が今日成立をさせていただ
いた後に間を置かず補正予算を組む必要がある、
四月中には補正予算を組む必要があると考えてお
りまして、その財源として何を振り向けていくか、
野党の皆さんの議論も十分伺いながら検討してま
いりたいと、こう考えております

 福島みずほ君
 総理のメッセージを出してくださいよ。
 不要不急なものは削る、どうですか。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 やはり震災が優先度、ある意味で極めて高いも
のであるということはそのとおりだと思っており
ます。
 それぞれこの間提案していたものは、他党の皆
さんにも申し上げましたが、マニフェストについ
ても我が党としてはそれぞれ意味を持った政策と
いうことでこの間提案をしてきております。です
から、それが単に無駄だからというふうに言われ
ますと多少議論が残るわけですけれども、優先度
の中でしっかりと考えてまいりたいと思っており
ます。

 福島みずほ君
 優先度の問題として言っています。
 法人税率を下げず震災対策に回すべきだと考えま
すが、いかがですか。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 これも先ほど申し上げましたように、私たちが
法人税減税を提案を
いたしたのは、決して大企業を応援しようという
ことではなくて、雇用を維持する、海外への移転
をできるだけ抑えるという目的で提案をしてまい
りました。しかし、これもまさに未曽有の大震災
に対する対応として、どういう財源がより優先す
るか、この中でしっかりと検討してまいりたいと
思っております。

 福島みずほ君
 いや、予算関連法案の中に入っているからなんで
すよ。
 総理、三月十一日前と後で政治は変わりました。
法人税率を下げずに震災対策に充ててください。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 それも一つの大きな選択肢だと思っております。

 福島みずほ君
 法人税下げないということでよろしいですね。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 それも一つの選択肢だと考えております。

 福島みずほ君
 総理、早くメッセージを国民に対して出して
くださいよ。
 
 内閣総理大臣(菅直人君)
 これから実際に補正予算あるいは被災者支援
から復興へと議論が移っていくと思います。
 私もこの間他のこともやりながら、それに向け
ていろんな人の意見を聞いたり私なりに考えて
おります。
 ただ、先ほど申し上げましたように、この問題
を進めるには、まずは現在の予算が成立した後、
間を置かないで与野党の議論が必要だと思ってお
りますので、今いろいろ御指摘いただいたことに
ついては十分考えますけれども、私一人がこうし
たい、ああしたいということで決めるわけではあ
りませんので、そういうことを申し上げていると
ころで、私としても、先ほど片山委員にも申し上
げましたように、例えばクリーンエネルギーの大
きなエコタウンを造っていくとか、いろんなこと
はありますけれども、そういうことも含めて与野
党の議論、あるいは有識者の議論、しっかりと受
け止めてまいりたいと思っております。

 福島みずほ君
 総理の考えを聞いているんです。
 法人税率を下げることを見送る可能性もあるとい
うことでよろしいですね

 内閣総理大臣(菅直人君)
 あらゆる選択肢ということの中にはそれも入って
おります。
   
 福島みずほ君
 原発震災についてお聞きをします。
 官房長官がずっと記者会見で、コントロール下
にありますとおっしゃってきました。コントロー
ル下になんかなかったんです。コントロールでき
ないものをどうコントロールするかという問題で
あった。国民に間違ったメッセージを与えてきた
のではないですか。総理に聞きます

 委員長(前田武志君)
 まず、枝野官房長官。

 国務大臣(枝野幸男君)
 私の会見等で申し上げている内容が十分にその
真意が伝わってない部分があるとすれば、それは
更に努力をしていかなければいけないだろうとい
うふうに思っております。
 そうした意味では、原子力発電所の状況につい
て、例えばこういったものについて、例えば再臨
界のようなことになってしまったら本当に大変大
きな被害になります。そうしたことを防ぐために、
この間、冷却について、何とか水を入れて冷却が
できる状況を維持することができてまいりました。
そうしたことの意味で、再臨界等の大きな被害に
ならないような状況を維持し続けることができて
いるということの意味での文脈でコントロール下
にあるというふうな言葉を使ったことがあろうか
というふうに思いますが、逆に、多分、例えば放
射性物質を含んだ水が大量に出てきているという
ようなことの点をコントロールできてないではな
いかという御指摘を受ければ、確かにそのとおり
だというふうに思っておりますが、今申し上げた
ような意味でコントロール下にあるということを
申し上げまして、今後とも誤解を招かないような
表現、言葉の使い方、説明に更に努力をしてまい
りたいというふうに思っております。

 福島みずほ君
 冒頭から、コントロール下にありますとおっしゃ
ってきたんですよ。しかし、初めから今までコン
トロール下にありません。
 今、放射性廃棄物がどんどん、ベントという形
あるいは水という形で出続けて、格納容器が一部
壊れているということでよろしいですね、官房長
官。

 国務大臣(枝野幸男君)
 繰り返し申し上げますが、言葉の使い方、説明
の仕方は本当に留意しなければいけないというふ
うに思っておりますが、全体としては、御指摘の
とおり、まさに本来の、ほかの原子力発電所の
ような状況とは違っているという意味では、この
間様々な問題がまさにだから生じてきていると
いう状況の中にあります。
 そうしたことの中で、御指摘のとおり、これは
詳細には、正確には専門家の皆さんにも御説明を
この間できるだけしていただくようにしてきてお
りますが、原子力発電所の原子炉の中にある燃料
物質の一部が、水の形でも、それから気体の形で
も炉の外に出ている状況になっている。というこ
とは、何らかの形で中のものが外に出る状況にな
ってきていると、その可能性については申し上げ
てきておりますし、現実にそれを裏付けるような
ものが残念ながら出てきているという状況でござ
います。

 福島みずほ君
 冷却系が壊れた、電源が確保できないという
世界で初めての事象ですよね。このことについて
コントロールしていますという記者会見を繰り返
すと、国民に本当のことはちっとも伝わってない
んじゃないですか。

 国務大臣(枝野幸男君)
 私も、そういった御質問であれば、全部自分の
発言録をもう一回見直してから来た方がよかった
かなというふうに思っておるんですが、この間、
原子力発電所内に起こっている状況については、
例えば電源が落ちていること、あるいは例えば
冷却が一時的にできない時間があったこと、その
結果として原子炉内の放射性物質が外に出ている
可能性が高いこと等について、そうしたことに
ついてはしっかりと御報告をしてまいったつもり
でおります。
 そうしたことの中で、ある部分については、例
えば冷却ができているということについてはコン
トロールできているという表現を使った部分があ
ろうかと思いますが、冒頭申し上げましたとおり、
それが全体について完全に制御できているという
意味で受け取られたとしたら今後更に留意をしな
ければならないというふうに思っておりますが、
まさに事故ですから、制御できていない部分があ
るからこそ事故になっているわけでありまして、
そうした部分についてしっかりと御説明し、一方
で、例えば冷却ができているということについて
は、それはそれでしっかり説明すると。
 誤解を招かないように更に説明については留意
をしてまいりたいというふうに思っておりますし、
私だけではなくて、この件について様々な形で発
表、コメントをする政府の関係機関にはその点に
ついての留意を更に徹底をしてまいりたいという
ふうに思っております

 福島みずほ君
 十二日、燃料棒が損壊している可能性を保安院
が九時半に私に認め、三時に官邸に集まったとき
に十キロ圏の避難では不十分ではないかと言いま
したが、十分であるというお答えでした。
 当初から政府は甘い見通しだったんじゃない
ですか

 委員長(前田武志君)
 海江田担当大臣。想定している時間がかなり
過ぎようとしておりますので、簡潔にお願いい
たします

 国務大臣(海江田万里君)
 退避の区域を決めるときも、その意味では当初
の予想される放射性物質の飛散の程度などと比べ
ると、はるかに余裕を持ってと申しますか、厳し
い見通しに立ってやってまいりました。

 福島みずほ君
 燃料棒が損壊していてなぜ十キロなんですか。
 次に、二十キロから三十キロ圏内について、社
民党は十五日から一貫してこれは避難をきちっと
させるべきだと言ってきました。中途半端じゃな
いですか。生殺し状態ですよ。国がなぜ責任を持
って、これ、いまだもって避難させないんですか。
だってベントはするし、放射能は漏れているんで
すよ。これはどうなんですか。
 
 国務大臣(海江田万里君)
 二十キロから三十キロにつきましては、基本的
には屋内の退避でございますが、ただ同時に、国
がやっておりますのは、そこから自主的に出てい
こうという方々には例えばガソリンを提供するな
どして、自主的に出ていくという方々を、それの
後押しをしているというところでございます。

 福島みずほ君
 無責任です。二十キロから三十キロ圏内の人を
移動させるのに四日掛かると十五日ぐらいのとき
に言われました。でも、私は、政府の広報の発表
もそうで、直ちに健康に影響ありませんって全部
それで最後締めくくることもそうですが、パニック
回避、混乱回避に重点が置かれて命を救うという
ところが弱いと思いますが、いかがですか。

 国務大臣(枝野幸男君)
 特に原子力発電所周辺の皆さんへの退避につい
ては、これはもちろんこういった分析その他は
専門家の皆さんにやっていただかなければいけ
ませんが、専門家の皆さんの御意見に基づいて
健康を守るという観点を最優先して、そうした
中でこの間指示を出してきている、このことは
間違いございません。
 そうした中で、確かに二十キロから三十キロの
圏内の皆さんについては、そうした安全性の観点
からは屋内に退避を、屋内にいていただくという
ことで、しっかりと健康に対する被害を防ぎ得る
という状況であるのは、これは現時点まで間違い
ございません。もちろん、今後、原子力発電所の
状況がどうなるかによって、将来にわたってのこ
とを今予断を持って申し上げることはできません
が、ここまでのところは、それは科学的知見に基
づいてさせていただいているところでございます。
 ただ、まさに屋内退避という時間が長期にわた
るということによって、当該地域におられる方の
生活が放射能の安全性という問題とは異なった観
点で大変困難になっているということは間違いご
ざいません。そうしたことに対しては、その当該
地域の事情を踏まえながら、当初、特に地域の自
治体の皆さんとの連携が必ずしも十分でなかった
ことも反省しなきゃならないと思っておりますが、
当該地域の自治体の皆さんと原子力安全・保安院
との連携も更に強化をした中で、当該地域にいら
っしゃる皆さんの安全性はもとよりでございます
が、水、食料等のそうした生活についての状況を
踏まえた中で現実的な対応をしっかりと進めてま
いりたいと思っております

 福島みずほ君
 枝野さん、最悪の事態というのをどういうふう
に考えていますか

 国務大臣(枝野幸男君)
 最悪の事態ということをよくいろんなところで
お尋ねをいただくんですけれども、最悪の事態
というのを何をもって最悪の事態ということの
定義にするのかによって、これはいろんな間違っ
たメッセージを発することになりますので、今の
段階で私が申し上げられるのは、現状で把握でき
ている原子力発電所の状況の中で、次に起こり
得る可能性のあることについては全て考慮に入れ
た中で専門家の皆さんに分析やモニタリングを
していただく指示を出しているということで
ございます

 福島みずほ君
 再臨界の可能性もあるでしょう。
 格納容器が爆発する可能性もあるんじゃないです


 国務大臣(枝野幸男君)
 今の現状の中で、そうしたことが次に起こる
現象として起こる可能性については、専門家の皆さん
にきちっと分析をしていただいた上で対応しており
ます。

 福島みずほ君
 意味が分かりません。

 国務大臣(枝野幸男君)
 御通告があれば、専門家の皆さんに直接今の点
についてしっかりとお聞きをした上でここに参り
ましてお答えを申し上げますが、まさに私がここ
で中途半端にお答えを申し上げることはかえって
私は無責任だというふうに思っております。

 福島みずほ君
 責任者じゃないですか。

 委員長(前田武志君)
 今の指摘分かりましたですか。
 責任者としてお答えくださいということです。

 国務大臣(枝野幸男君)
 最終的な責任と判断は……(発言する者あり)

 委員長(前田武志君)
 お静かに。

 国務大臣(枝野幸男君)
 内閣総理大臣の下、内閣として、対策本部と
していたします。
 今、専門的、技術的なことについての詳細を私
が私の立場で今ここでお答えを申し上げて間違い
があってはそれこそ国民の皆さんに大きな御迷惑
をお掛けをしますので、そうした技術的な、専門
的なことについてお尋ねがあれば、事前に具体的
に御通告いただければ、当然準備して私はお答え
をいたしますし、専門的なことについては、この
間、原子力安全委員会や保安院からもしっかり
と……

 委員長(前田武志君)
 簡潔におまとめください。

 国務大臣(枝野幸男君)
 発表や回答をさせていただいております。

 福島みずほ君
 技術的なことなど聞いていません。
 冷却が安定化することも心から望んでいます。
でも一方で、再臨界や格納容器が爆発すること、
冷却する過程でベントしなくちゃいけないこと、
そして放射能が漏れていることがあるじゃないで
すか。それをきちっと言った上で、だから二十キ
ロから三十キロを避難させてくれと言っているん
です。
 
 国務大臣(枝野幸男君)
 二十キロから三十キロの件について、屋内退避
で問題ないということについては、先ほども申し
上げましたが、これは当該地域においてモニタ
リングされている放射線量、それからこれは文部
科学省において大気中の放射性物質の量をしっかり
と計測をしていただきまして、それに基づいて、
この間の天候、特に風向き等についてしっかりと
前提に置いた上で、それらの拡散をしている地域
等、これの想定が一定程度できております。
 それに基づいて、これは国際的な基準である国
際機関の基準に基づいて健康に影響を及ぼす可能
性のある放射線を浴びる、あるいはそれを体内に
取り込む可能性はないということを専門家の皆さ
んの助言を踏まえて、それに基づいて、安全性と
いう観点からは二十キロから三十キロの間の地域
については屋内に退避をするということを念のた
めとっていただくという措置で十分であるという
ことで、この間、そういった指示を出していると
ころでございます

 福島みずほ君
 ベントをこれからする可能性があるんですよ、
一番うまくいって。そのときに、二十キロ圏内
では大丈夫かと東電に聞いたところ、東電の記者
会見、それで足りるかどうか分からないという
ことでした。政治的主導が必要じゃないですか。
見殺しにしないでくださいよ

 国務大臣(枝野幸男君)
 ですから、今後のことについては予断を持た
ずに申し上げなきゃならないということを申し
上げております。
 今後、ベントが行われる可能性は確かにありま
す。そうしたことの中で、そうした際には、例え
ば天候等も考慮して、風向き等も考慮して、ベン
トを行うことによってどういったリスクが生じる
可能性があるかということを事前にしっかりと分
析をして、その必要があればそのときに必要な指
示を出すという準備は整えております

 福島みずほ君
 将来のために今退避させるという考えはないん
ですか。生殺しですよ、屋内退避なんて。
やってください、政治の責任で。

 国務大臣(枝野幸男君)
 今の話、安全性の話と、当該地域の皆さんが
屋内退避ということで物資がなかなか届かない
ということで御苦労されているという話が、二つ
あります。
 後者については、これはまさに現地の皆さんと、
これは率直に申し上げて、当初の段階で地元の当
該地域の自治体の皆さんとの連携が必ずしも十分
でなかったということは大変申し訳なく思ってお
りますが、現地の自治体の皆さんの把握をしてい
る現地の状況としっかりと連携を取って、そして、
当該地域の中で屋内退避という状況で物資をしっ
かりと送ってもらうことを希望されているのか、
それとも外に出ることについて国としてしっかり
サポートすべきであるのか、それは当該地域の自
治体の皆さんとしっかり
と……

 委員長(前田武志君)
 簡潔におまとめください。

 国務大臣(枝野幸男君)
 連携を取れる体制を組んでおります。
 その上で、安全性の観点については、今申し
ましたとおり、安全に万全を取った形で対応を
しっかりとこの間もしてまいりましたし、今後
もしてまいります。

 福島みずほ君
 収束まで時間が掛かります。命を大事にする
ために政治が頑張るときなのに情けないです。
東電と保安院の情報保全をきちっとやるという
ことでよろしいですか。これ、質問通告していま
す。

 国務大臣(海江田万里君)
 これは法にのっとってしっかりと行ってまい
ります。当然のことです。

 福島みずほ君
 今回の真相究明を、独立した委員会を立ち上げ、
実施するということでいいですか。

 国務大臣(海江田万里君)
 独立したというのはどういうことをおっしゃっ
ておるのか、余り明らかではありませんが、前回
のジェー・シー・オーのときは安全委員会にそう
いう特別の委員会をつくりましたから、恐らく
そのようなことになろうかと思います。

 福島みずほ君
 保安院は駄目です。(発言する者あり)
 あっ、安全委員会。
 総理、福島原子力発電所、福島市議会から廃炉
にしてくれという意見書が出ています。廃炉でよ
ろしいですね。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 最終的には一定の安定状況になった後に専門家
の御意見を聞いて決めることになると思いますが、
その可能性は高いと思っております。

 福島みずほ君
 浜岡原子力発電所の停止は、これはしてください。
 総理、どうですか。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 これは先ほど経産大臣も言われましたが、現在、
電力が全体として不足している中で、もちろん
安全性はしっかりと確認しなければなりませんが、
今すぐにどうこうということは考えておりません

 福島みずほ君
 地震の予測も出ておりますし、中部電力における
電力供給におきまして、この原子力発電所を止めて
も問題はありません。
 今まで原子力の推進をしてきて事故が起きまし
た。自然エネルギーへの転換、原子力政策の根本
的な転換を求め、質問を終わります

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