福島みずほのどきどき日記

子どもの命を守りたい

 昨日の参議院厚生労働委員会で質問しました。
 
 <午前中>
 福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 水道水中の沃素が大問題になりましたけれども、
現在水道水中の放射性物質の検査について東京都
は毎日実施をしておりますし、他の自治体で実施
しているところもありますが、まだ全部ではあり
ません。現在、四日のモニタリング方針発表後、
どう強化をされているか、教えてください。

 政府参考人(外山千也君)
 福島県につきましては、四月四日の段階で既に
原子力災害現地対策本部によりまして、避難区域
とされている六市町村を除く全ての市町村で水道
水中の放射性物質の検査が行われたところでござ
います。
 四月四日のモニタリング方針の発表後、厚生労
働省から福島県以外の近隣十都県に対しまして、
各都県内の水道事業者の検査実施計画の作成を求
めまして検査実施を要請するとともに、検査機関
として国の研究機関等を紹介するなどモニタリン
グ体制の強化を図ってきております。その結果、
四月四日以降、近隣十都県の三十二市町村におき
まして新たにモニタリングが実施され、水質検査
体制が強化されております。
 近隣十都県では全部で四百十九市町村がありま
すけれども、そのうち三百九十九市町村で検査が
実施済みでございます。

 福島みずほ君
 これは毎日やっているということでよろしいで
すね。

 政府参考人(外山千也君)
 我が方のモニタリング体制の依頼では、できる
だけ頻繁にした方が望ましいというふうに考えて
おりますけれども、我が国の放射性物質の検査実
施体制について検査機器の不足なども限界がござ
いますので、先ほどの十都県を重点として、更に
福島県も重点として行っておりますけれども、一
週間に一回以上を目途に検査を行うことと。ただ
し、検査結果が指標等を超過し、又は超過しそう
な場合には、原則毎日実施することといたしてお
ります。

 福島みずほ君
 著しくとはどういうことでしょうか。
 私は、この四月四日の厚労省のこの決め方を撤
回していただきたいと思っているんです。という
のは、これ三日間の平均値で出すと。それから、
指標等を著しく一回でも上回ったら要請すると。
これだと薄まっちゃうじゃないですか、平均で。
しかも、著しく上回った場合があったら摂取制限
するとなりますが、著しくとはどういうことです
か。

 政府参考人(外山千也君)
 摂取制限を要請するのは厚生労働省が要請いた
しますし、それを解除するのは地方自治体の方の
判断でございますけれども、著しい場合という
ことでございますけれども、一回の検査によって
水道水中の放射性物質が非常に高くなることに
よりまして、三日間の平均を見るまでもなく指標
等を上回る蓋然性が高い場合を想定しております。
さらに、そのほか、過去の放射性物質の線量の大
きさや傾向を見まして総合的に判断する必要が
あることから、具体的な数値を示すことは適切で
はないというふうに考えております

 福島みずほ君
 ひどいですよ。つまり、基準値を著しく上回ら
なければ摂取制限しないんですよ。
 基準値って何ですか。一回だってそれは上回った
ら、それはちゃんと上回っていますと言って発表
すべきじゃないですか。
 これについて、大臣、どうして平均値なのか、
一日でも基準値がやっぱり上回れば、それは上回
っていますよとちゃんと国民に摂取制限を言うべ
きだと思いますが、いかがですか

 国務大臣(細川律夫君)
 それじゃ、私の方からお答えしたいと思います
が、平均値というふうにいたしましたのは、摂取
制限に関する指標値は、放射能物質による人体へ
の影響というのは長期の影響というふうに考慮し
たものであるということ、それから水道水中の
放射性物質の濃度が一時的に指標値を超えても
その後すぐに減少になるというようなこともあ
りまして、そういうことから四月四日に原則と
して直近の三日間の検査結果の平均値というふう
に決めたところでございます。
 ただ、先ほどもお話がありましたように、一回
の検査結果でも指標値を著しく上回った場合には、
そういう場合には摂取制限の広報を要請すると、
こういうことにしておるところです

 福島みずほ君
 いや、それは全然駄目ですよ。
 基準値を上回ったら発表すべきじゃないですか。
国民は、基準値を著しく上回ったら発表するとい
うふうに変わったなんて思っていないですよ。こ
れは平均値にするのは、もちろん高くなったり低
くなったりするのがあることは理解ができますが、
国民の立場からしたら三日間平均なんてふざけて
いるというふうに思います。
 これから、基準値を著しく上回らなくても、基
準値が上回る日があれば発表してください。

 副大臣(大塚耕平君)
 大事な点ですので正確に申し上げますが、検査
したデータは必ず発表しておりますの…

 福島みずほ君
 違う、摂取制限です。済みません。

 副大臣(大塚耕平君)
 摂取制限。

 福島みずほ君
 検査結果を発表しているのはもちろん承知して
いるんです。大事なことは、基準値を上回ったら
摂取制限をすべきじゃないかという点なんです。

 副大臣(大塚耕平君)
 その点については、先ほど来局長、大臣から
御答弁させていただいたルールを四月四日に決
めさせていただいたわけでございます。
 飲料水の摂取制限については、代替品がないこ
とから大変大きな影響を与えるということがさき
の三月の摂取制限でも非常に明らかになったわけ
でございまして、その中でどのようなルールを運
用していくことが御利用になる皆さんの安全と、
そして社会的混乱をもたらさないという観点から
適切であるかということで今回のルールに至った
ものであります。
 なお、先生が引用してくださいました四月四日
のルールにおいては、ルールの詳細が決められて
おりますけれども、最終的には総合的な判断とい
う部分がございますので、そのルールの下で、場
合によっては別途、国から特別の指示をさせてい
ただくことがあるという定めがございますので、
大気中の放射線物質の濃度やその他の蓋然性の
様々な観点から、一日だけのデータであっても摂
取制限が行われることはもちろんあるというふう
に考えております。

 福島みずほ君
 代替品がないとか、そんなの理由にならないで
すよ。
 つまり、混乱回避とか問題が起きるから基準値
の扱いを変えたわけでしょう、これで。著しく高
くない限り摂取制限しない。三日間平均すると明
らかに緩和ですよ。これはやっぱりおかしい。ほ
かを総合して決めますじゃなくて、今までだって
平時のときに作っていた基準があるわけだから、
その基準値を上回れば、それはやっぱり摂取制限
をすべきなんです。この点については是非再考し
てください。
 次に、放射線量、福島県内の学校における放射
線被曝安全基準についてお聞きをいたします。
 これは福島県もホームページで発表しています
し、福島民友、福島民報でも発表になっておりま
す。また市民団体も多くの小学校の調査をし、そ
の結果を見るとかなり高いところもあって、私自
身もショックを受けています。これは、労働衛生
法での管理区域設定基準は一・三ミリシーベルト、
放射性同位元素等による放射線障害防止に関する
法律による管理区域設定は一・三ミリシーベルト
ということでよろしいですね

 政府参考人(久住静代君)
 私どもは放射線障害防止法等々の基準は決めて
おる立場ではございませんけど、ただいまの福島
先生がおっしゃった値は正しいというように認識
しております。

 福島みずほ君
 この一・三ミリシーベルトをはるかに超える
ところがとても多いわけですね。つまり、これは
市民団体の検査結果ですが、七五・九%の学校で
管理区域基準一・三ミリシーベルトを超える放射線
を観測、二〇・四%の学校等では個別被曝管理が
必要となり得る放射線を観測と。
 これで福島県がやったのも一センチと一メートル
とあるんですね。大体一センチの方が多いです。
子供は身長が幼児とか乳児とか低いですから、
子供の方が一般的に放射線に関して重大な影響を
受けやすい、あるいは配慮が必要だという点につ
いて専門家の立場から意見を述べてください。

 政府参考人(久住静代君)
 先生御指摘のとおり、子供の方が影響を受けや
すいということはございます。ただ、こういう
学校のルール等々を考えてまいります場合には、
ルールというのはなるべくシンプルなルールにして、
それから実際に血の通った方法のものを考えて
いく必要があろうと思いますので、私はそのよう
な考え方でやはり進めていく必要があると思います。
先生へのお答えになっていますでしょうか。

 福島みずほ君
 原子力安全委員のある方が子供はやっぱり十ミリ
シーベルト、それでも高いと思いますが、二十ミリ
シーベルトが大人だとすると半分だというふうに
おっしゃいました。これは原子力安全委員会として
の意見ではないかもしれませんが、子供に対する
配慮は、これは本当に必要ではないか、子供の
年間累積被曝放射線量について配慮が十分必要では
ないか。どれぐらいの基準が望ましいと考えて
いらっしゃいますか。

 政府参考人(久住静代君)
 子供に対して配慮が重々必要であるということは
全くそのとおりでございます。ただ、先ほど申し
ましたように、じゃ、どのようなルールを考えて
いくかというときに、この場合に国際的に当ては
まりますルールとしては日常的には一ミリシーベ
ルト以下でございますが、こういう状況を現存被曝
状況と私どもは放射線防護で申しますけど、その
場合にはこれは一から二十ミリシーベルトの範囲
を適用していくということがルールかと思います。
 ただ、じゃ年間二十でいいということではなくて、
そのうちでできるだけ低く被曝線量を下げていく
ということは当然のことでございますので、その
ようなルールの中で、先ほど申しました子供に対
して血の通った適切な対応をしていくということ
かと思います。

 福島みずほ君
 一般的に子供に影響が多いことと、それから何
センチで測るかにもよりますが、低い方が多い量
が出ておりますので、是非子供に対する配慮、
そして文科省もこれから子供たちのことで決めて
いくというふうに言われておりますが、是非、
大人と一緒ではなくて、十分子供への配慮をして
いただきたい。文科省、いかがでしょうか。

 政府参考人(有松育子君)
 原子力発電所周辺地域の学校における安全確保
についてでございますが、これは各市町村教育委
員会などの学校の設置者や各学校の判断の目安と
なるように、例えば学校の校庭等を使用する際の
放射線量の基準ですとか、学校生活における留意
事項などについて考え方を示すというために現在
検討を進めているところでございますけれども、
私どもとしても原子力安全委員会の助言などを踏
まえまして速やかに決められるように努めてまい
りたいというふうに思っております
 
 福島みずほ君
 原子力安全委員のある方が、子供はせめて十ミリ
シーベルトというふうに言ったときに、文部科学
大臣が、いや、二十ミリシーベルトでいいんだと
委員会で答弁されたことに非常にショックを受け
ました。やはり子供は大人と違う配慮、大人だって
もちろん被曝は良くないわけですが、子供について
はやっぱり、子供を救え、子供を守れという観点
から専門家そして文科省はやっていただきたい。
 いかがですか

 政府参考人(有松育子君)
 先ほどの先生のお話にもございました、福島県
で県内の小中学校等について調査をされた結果が
ございますが、私どもでは、この結果を踏まえて、
更に四月の十四日に、詳細に実態を把握すること
を目的に、比較的高い測定結果が得られた五十二
校の学校等について、一校当たりの測定ポイント
を増やしたりとかあるいは土壌の調査をするとい
う詳細な調査を実施したところでございまして、
そうした詳細な調査の結果等も踏まえて、また
原子力安全委員会の助言をいただいた上で検討を
してまいりたいというふうに思っております

 福島みずほ君
 もう一刻も猶予を許さないという子供たちの
ために、子供の立場で、大人はきちっと守る立場
で、線量も含め、あるいはアドバイスも含め、
しっかりやっていかなければならないと思います。
 今日は避難所における医療の現状なども聞きた
かったんですが、ちょっと、申し訳ない、聞く時
間がなくなりましたが、震災後、避難所で亡くな
った人の人数はそれぞれ何人かと事前に聞いたと
ころ、それは調査していないということだったん
ですね。是非、震災の中で、避難した後亡くなら
れる方が大変多いですし、阪神大震災でも関連死
した人は九百人いらっしゃいます。是非、避難所
における医療の現状についてもしっかりやってい
ただくよう、また、これは、済みません、要望に
なってしまいましたが、医療体制は十分だという
説明と把握していないという説明を事前に聞きま
したが、そうではなく、避難所の医療もしっかり
もっとやっていただくよう要望して、私の質問を
終わります。

 <午後>
 福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 社民党は、戦傷病者等の妻に対する特別給付金
支給法の一部を改正する法律案について賛成の立
場です。この国会において、谷先生がシベリア抑
留者の問題、皆超党派で頑張る、あるいは中国残
留邦人や孤児の問題、様々、国会の中で多くの人
たちと超党派でやってきました。
 ただ、残っている戦後補償の問題もたくさんあ
ります。遺骨の問題、強制連行の問題、戦時下に
おける性奴隷制の問題などなど残っており、かつ
東京大空襲など裁判が起きておりまして、空襲で
も是非補償してほしいという裁判も起きておりま
す。宿題として大きな課題が残っていることを認
識し、社民党もしっかり取り組むと同時に、国会
の中で議論と立法化も頑張っていきたいと思って
おります。
 私も午前中に引き続いて震災のことについて質
問させてください。
 その前に一言。午前中に子供たちの放射線量に
ついて質問をしました。文部科学省が今日にでも
子供たちも二十ミリシーベルトでいいのだという
発表をするやに聞きました。さっきも原子力安全
委員会は、子供は別の考慮も必要な場合があると
いう答弁だったんですが、大人と子供を一緒にす
るという、もしそれが本当に二十ミリシーベルト
になるとしたら、やっぱり子供の命を救うために
もっと政治は頑張るべきだと思っています。
 さっき、水道水のことも午前中聞きましたが、
子供たちが学校に行くためにむしろ基準値を下げ
る、下げるというか増やすというようなことにも
なりかねなくて、どっちが大事かといえば、命を
守るために子供の環境をどうするかが大事なのに、
どちらかというと順序が逆で、子供たちを学校に
行かせるために基準値を上げるというふうにもし
なったら、それは子供たちの健康を本当に守れな
いというふうに思っています。
 厚生労働大臣、何でもかんでも厚生労働省に頼
んで済みませんが、こういう命を守ることに関し
て他の省庁にもがあがあと、こう言ってください。
 お願いします。どうですか

 国務大臣(細川律夫君)
 大人と子供は当然違いがあるわけで、特に子供
に対しては基準値などについても配慮しなければ
いけないという御意見、私も分かるところでござ
います。
 したがって、この厚生労働委員会でいろんな意
見が出ましたことをしっかり文部科学省にはお伝
えをしたいと思います

 福島みずほ君
 命を守る厚生労働省の出番ですので、是非よろ
しくお願いします。精いっぱい一緒に頑張ります
ので、よろしくお願いします。
 被災者の方たちが、やはり今医療や命というこ
とももちろんなんですが、雇用や、どうやって就
職をしていくかということも今私たちが応援しな
ければならないことです。
 これの被災者を対象とした求人の件数が全国で
六千四百四件となったことが厚労省の調査で分か
ったというふうに報道されています。私が知る限
りでも、東武鉄道やそれからソフトバンク、ドラ
ッグストア大手のマツモトキヨシが最大二百人、
同業のスギホールディングスが最大百五十人、毎
日少しずつですが、被災者を求人しますよという
のが連日、時々載っていて、非常に勇気付けられ
ます。
 厚労省はですからこういうのを是非本当に応援
してほしいということと、それから被災者の雇用
を進めている企業への助成金支給について、現在
どのくらいの企業数、雇用者が対象となっている
か、教えてください。

 政府参考人(森山寛君)
 雇用の問題につきましては、「日本はひとつ」
しごとプロジェクトにつきまして、これ四月五日
に取りまとめをいたしまして、緊急的なものでや
っております。
 先生が御指摘されました件数以外のものも合わ
せて御説明したいと思いますが、その対策の成果
につきまして、例えば雇用創出基金事業、これも
要件を緩和いたしました。それで、岩手、宮城、
福島の三県だけで約二千人の雇用がこれで創出の
動きがございます。もちろん、他県におきまして
もこの基金を活用した雇用創出について検討され
ております。それから、この雇調金、雇用調整助
成金、これにつきまして特例を適用したところで
ございますが、既にこの事業主の方々より八千七
百八件の御相談をいただいています。
 それからまた、学卒関係につきましても、三年
以内の既卒者を対象にトライアル雇用を行う企業
への奨励金、これも有期雇用の場合、一人につき
十万円で、正規雇用後に五十万円であったものを、
被災地の方につきましては六十万円に増額をして
おります。これにつきましても、既に三月三十一
日までで一万四千人の雇用が開始されております。
それからまた、新卒扱いで三年以内の既卒者を採
用する企業への奨励金、これにつきましても、正
規雇用後に百万円、一事業所一人限りであったも
のを、被災地の三年以内の既卒者につきましては
百二十万円、それから一事業所では十人というこ
とで拡大をしております。これもちょっと数字は
あれですが、三月三十一日までに三千人の雇用が
開始されているところでございます。
 こういう状況で、これらの対策を引き続き推進
をしてまいりたいと考えているところでございま
す。

 福島みずほ君
 労働局の皆さんも被災をされていたり大変な
状況だと思いますが、やはり被災者を雇用すると
いう動きが強まれば、中小企業庁などもホーム
ページにアップしていますが、やはりみんなと
ても元気になると思いますので、しっかり「日本
はひとつ」プロジェクトの、またこの活性化と
取組をよろしくお願いいたします。
 避難所などにおいて、求職支援、労働相談など
ワンストップでの窓口を用意する体制になってい
るでしょうか。

 政府参考人(森山寛君)
 これにつきましても、ワンストップでいろいろ
な年金相談、それから労働関係におきましても
労働基準の問題等々ございます。それをワンス
トップで行うということで、今お互いに工夫を
しながら進めているところでございます。

 福島みずほ君
 三県に対して百十七か所に、三月の下旬から
ハローワークと労基署が一体となるものをやって
いるというふうに聞いております。
 福祉、暮らし、年金についてもワンストップが
可能になるようにお願いします。どうでしょうか


 政府参考人(森山寛君)
 被災された方々につきましては、今先生おっしゃ
いましたように、ワンストップでいろんな相談が
できるということがいいと思っておりますので、
私どももそういう形ができるようにいろいろ工夫
をしてまいりたいと考えているところでございます

 福島みずほ君
 避難所でワンストップで何でも相談できれば助か
りますので、是非本当に頑張って、これは本当に
よろしくお願いいたします。
 この委員会でも医薬品や医療品のことの、ある
いは点数のことなども議論になりましたが、私も
質問させてください。
 混乱を極める診察現場で使用される医薬品、薬
品などの診察費用はどの施設が負担して健康保険
制度に申請するのか。保険証のない患者も多数お
りますが、一部負担金の免除、保険料の今後の負
担の免除など公費負担としていくのでしょうか。

 政府参考人(外口崇君)
 被災地の医療機関における対応でございます
けれども、今回の震災では、被災地の住民で生活
にお困りの方は医療機関での窓口負担をしないで
医療サービスを受けられることとしております。
 このほか、震災により給与の支払に著しい支障
が生じている事業主に対する保険料の免除も実施
する方向で検討をしているところであります。
 こういった観点で、実際現場が困らないように
様々な工夫をしているところでございます。

 福島みずほ君
 国民年金については、震災の場合は免除の対象
となり納付期間とみなすということで既に実施
済みというふうに聞いております。
 厚生年金についても、雇用関係と企業の状況によ
りますが、免除して納付したとみなすことが必要
だと考えますが、いかがでしょうか。

 国務大臣(細川律夫君)
 厚生年金の方でございますね。

 福島みずほ君
 はい。

 国務大臣(細川律夫君)
 厚生年金につきましては、現在検討している
保険料の免除の特例措置は、賃金の支払に著しい
支障が生じている事業を対象にして行うもので
ございます。
 これについては、保険料の免除を受けた期間に
つきましては年金がゼロ又はそれに近い状態であ
るということになりますから、将来の年金の計算
においてもその低い賃金に基づいた年金額が計算
をされると、こういうことになります。その場合
の年金の水準については、平均的な賃金の方で考
えれば従前のおおむね半分程度の年金額が保障さ
れると、こういうことになります。
 したがって、国民年金も免除の期間、国の負担
分は二分の一だから、国民年金も、それから厚生
年金も大体同じというふうになっているところで
ございます。

 福島みずほ君
 ありがとうございます。よろしくお願いします。
 医療関係の関係団体、医師会や日赤、国立病院、
自治医大出身者の皆さんや、いろんなボランティ
アも含めて医療チームが本当に頑張っております。
それだけ頑張っていて、いろんなお医者さん、知
り合いもよく行ったりしているんですが、ただで
さえ東北地方は医師不足であったり問題があった
ところで、ちょっと気が早いかもしれませんが、
今はとにかく応急にどうするかが問題なんですが、
いずれお医者さん、看護師さんが元の職場に戻っ
ていく日が来るのではないか。

そのときに、ただでさえ医師不足であった東北
地方で、しばらくはもちろん応援は頼めると思う
んですが、みんなが元の職場に戻っていく場合に
どうしていくのかという問題。被災されているお
医者さんもいらっしゃいますし、ちょっと気が早
いかもしれませんが、応援部隊は未来永劫応援部
隊ではないので、その辺を厚労省としてはどのよ
うに考えていらっしゃるか、教えてください。

 政府参考人(大谷泰夫君)
 幾つかの段階で考えておりますが、連休明け、
六月、七月、そういった時点までは関係団体の、
今応援の状況を各県で確認しているわけであり
ますけれども、その先についても一定程度は支援
をいただくということもあると思いますけれども、
その形についても、今のような形ではなくて、
ある程度派遣とか雇用の関係に近い形ができるの
か。あるいは仮設診療所がどれぐらい続くのか。
 それから、今度は復旧してきたときに医療機関
を再編成して、従来と同じ医療ニーズ、医療供給
者であることはないと思いますので、そういった
再編成の中で効率的な提供をすると、こういった
ことを段階的に考えていかなければならないと
考えております

 福島みずほ君
 震災前は、社民党もいろんな医療の提言、産声
の聞こえる街づくりプロジェクトの提言などを
やってきて、ある意味、医師のプロデュースや
医療関係者の配置などについて厚労省が身を乗り
出してやるべきときじゃないかと言っていたん
ですが、今こういう状況を迎えると、なおさら
厚労省のプロデュース能力、もちろん職業選択
と居住移転の自由は保障されなければなりま
せんが、厚労省のプロデュース能力が本当に試さ
れるというふうに思っています。半年後ぐらいに
はそれが起きると、起きるというか起きるのでは
ないか、もう今の時点でも起きているわけですが。
是非、全体像やプロデュース力を発揮してくだ
さるようお願いいたします。どうですか。

 大臣政務官(岡本充功君)
 今般、二十三年度予算でお認めいただきました
地域医療の支援センターもありますし、また二
十二年度の補正では地域医療再生の交付金もお
認めいただいておるところでありまして、こう
いったものを含めつつ総合的に、被災した都道府県
を含めて医療の必要な地域にきちっと提供してい
くということは厚生労働省としてもプロデュース
していかなければいけないんだろうというふうに
考えています。

 福島みずほ君
 提言もしていきますし、是非本当にこれは頑張
ってください。
 また、看護師の応援派遣をしたことで七対一要
件を欠くことになった病院が出てきた場合、応援
者については当該病院に勤務しているとみなすこ
とはできないか、細かいですけれど。これは、診
療報酬の減額をしないという通達が出ているやに
も聞いているんですが、かように応援をするとこ
ろがまた手薄になるとか、じゃ、七対一の要件は
全然満たすことができない、診療報酬は、まあ通
達が出ましたけれど、だからそういう細部にわた
っていろいろ検討していただきたいということに
ついてはいかがでしょうか。

 政府参考人(外口崇君)
 今般の震災におきましては、被災地を支援する
医療機関も不利益を被ることのないよう、定数
超過入院などについて診療報酬上の特例措置を
設けております。
 御指摘の、被災地に看護師を派遣したことによ
り一時的に派遣元の病院において、例えば七対一
入院基本料等における看護師の配置要件を満たさ
なくなった場合についても、当面、従前と同様の
入院基本料を算定できることとしております。

 福島みずほ君
 よろしくお願いします。
 午前中に震災の中で避難した後亡くなられる人
たちについてちょっと聞こうと思って時間切れに
なったんですが、午前中の質問通告なのでちょっ
と申し訳ないんですが、厚労省は避難所で亡くな
られる皆さんの数は把握していないというふうに
聞いたんですね。それは、そのとおりでよろしい
でしょうか。

 副大臣(大塚耕平君)
 正確には把握し切れておりませんが、新聞報道
等ですと二百八十二人という数字も私も拝見をい
たしました。そういう数字も、厚生労働省の派遣
をしております各県の職員からしっかりフォロー
アップをする体制を整えなくてはならないという
ふうに思っております。

 委員長(津田弥太郎君)
 福島みずほ君、時間です。
 
 福島みずほ君
 先ほどワンストップサービスをつくるというのも
ありました。また、避難所にもワンストップサー
ビス的に行くこともあると思いますので、是非そ
のときに医療の体制や病気、感染症、環境も含めて
是非やっていただけるようお願いします。女性の
立場からもトイレの充実やプライバシーの保護な
どの意見も上がってきておりますので、避難所の
生活ができるだけ快適に、しかもそれが早く終わる
ように厚労省にお願いして、質問を終わります。

PageTop