福島みずほのどきどき日記

5月2日の予算委員会議事録

 委員長(前田武志君)
 次に、福島みずほ君の質疑を行います。福島みずほ君。

 福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。 
 東電社長は、一号機のベント、海水注入についていつ
指示を出されましたか。

 参考人(清水正孝君)
 ベントと海水の時期の問題でございます。
 ベントといいますのは、その準備から実施に至るまで
発電所長がその具体的な指示を出すわけでありますが、
極めて重大な措置であるということから、私自身、対策
本部長として、現地とのテレビ会議あるいは電話連絡を
通しまして、その実施にかかわる発電所長の指示を確認、
了解すると、こういうプロセスを経ます。
 それで、具体的に申し上げますと、一号機、二号機の
ベントの実施につきましては、三月の十二日、午前一時
から一時半の間に私は確認、了承をいたしております。
 また、三号機のベントにつきましては、当時様々な作業
がふくそうしておったということもございまして、恐縮
ですが、やや曖昧な部分もございますので具体的な時間を
ちょっと申し上げるのは難しいと、こういう状況でござ
います。
 それから、海水でございます。海水につきましても、こ
れは早い段階から検討をしてきております。それで、これも
発電所長がその準備あるいは実施に向けての具体的な指示を
現場で出すわけでありますが、これも海水を注入するという
大変大事な措置でございますので、私自身も対策本部長として
実施にかかわる発電所長の指示を確認し了解すると、こういう
プロセスを経ております。
 それで、最初は淡水を注入しているわけでございますが、
淡水注入後海水に切り替える、特に一号、三号機がそういう
プロセスを経たわけですが、当然、その淡水の量には限度が
ありますので、海水に切り替えるということを予見した上で、
淡水注入中にその確認、了承というのはもう既にいたします。
 また、その詳細な時間でございますが、これも大変恐縮で
すが、大変様々な作業がふくそうしている中での若干曖昧な
部分もございますので、具体的な時間についてはちょっとここ
では大変お答えが難しいと、このようにお答え申し上げます。

 福島みずほ君
 いや、教えてください。海水注入の時間をはっきり言って
くださいよ、重要なことです。あなたがいつ指示出したのか。

 参考人(清水正孝君)
 海水を実際にやった時間は、これは判明しています。

 福島みずほ君
 違います。あなたがいつ指示出したか聞きたい。
 指示した時間を言ってください。

 参考人(清水正孝君)
 それは、今申し上げましたように、それぞれの号機について、
海水だけではなくて様々なオペレーションが行われている中
での判断でありましたの……(発言する者あり)これは、時間
のやつは、発電所も含めた、これからのいわゆる調査委員会でも
時間の検証をこれからしてまいりたいと思いますので、現時点
では正確な時間がちょっと申し上げられないと、こういうこと
でよろしくお願いいたします

 委員長(前田武志君)
 清水参考人、清水参考人、質疑の時間でございますから、
この点について今明確にできないなら後刻しっかり調べて言う
か、お分かりならここで誠実にお答えください。

 参考人(清水正孝君)
 分かり次第、後ほど報告申し上げます。(発言する者あり)

 委員長(前田武志君)
 速記を止めてください。
〔速記中止〕

 委員長(前田武志君)
 速記を起こしてください。

 ただいまの福島委員の質問にきっちりと答えてください

 参考人(清水正孝君)
 これは大変繰り返しになりますが、各号機それぞれの了解、
確認をした時間というのがちょっとまだ正確な時間が現時点
で分かっておりませんということでございます。
 是非御理解を賜りたいと思います。(発言する者あり)

 委員長(前田武志君)
 速記を止めてください。
 〔速記中止〕

 委員長(前田武志君)
 速記を起こしてください。

 福島委員、もう一度質問してください。

 福島みずほ君
 東電は、一号機、二号機、三号機の海水注入についていつ
指示を出しましたか。

 参考人(清水正孝君)
 まず、海水を注入した時間をちょっと確認させていただきます。
それを遡って、いつ判断したかと、こういうことに相なろうか
と思います。

 福島みずほ君
 いや、客観的に答えてくだされば結構です。

 参考人(清水正孝君)
 まず、一号機であります。
 海水注入した時間が三月の十二日の二十時二十分ごろでございます。
それに先立ちまして、十四時五十分ごろにはそれまで入れておった
淡水を停止しております。それで切り替えています。
 したがって、海水指示というのはその淡水停止の前の時間、その
範囲ということは当然考えられるわけです。

 福島みずほ君
 何時ですか。

 参考人(清水正孝君)
 正確にそこは、ちょっと申し訳ないですけれども……(発言する者
あり)それ以前の範囲で指示を出したと……(発言する者あり)

 福島みずほ君
 海水注入の指示を出した時間を言ってください。

 参考人(清水正孝君)
 ですから、今申し上げたように、一号機につきましては、十四時
五十分に淡水を停止して、それ以前の時間というところまで分かって
おりますが、その具体的な時間がちょっとはっきりしていないという
ことを申し上げております。
 それから、二号機でありますが、これは三月十四日の十九時五十分
ごろに海水を注入いたしております。
 したがって、それ以前の段階で当然海水注入を指示しているという
ことでございます。その時間が非常に作業ふくそうの中で正確にまだ把
握できないと、こういうことでございます。

 それから、三号機は、三月十三日の十三時十分ごろに海水を注入して
おりますが、それ以前はやはり淡水を注入しておりました。
 それで、淡水から海水に切り替える時間、これが三月の十三日の
十三時十分ごろでございますが、それ以前に発電所長の指示を確認、
了解しているということで、正確な時間は申し訳ありませんが、
ちょっと様々なふくそうの中で何時何分というのがちょっと定かに
申し上げられないということで御理解を賜れればと思っています。

 福島みずほ君
 そもそも、指示出したんですか。

 参考人(清水正孝君)
 これは、発電所長の指示を私は確認、了解をいたしております。
(発言する者あり)いたしております

 福島みずほ君
 発電所長の指示の時間を教えてください。
 そして、あなたが指示を出した時間を教えてください

 参考人(清水正孝君)
 その発電所長の指示の時間もちょっと今調べております。
 これから……(発言する者あり)
 あっ、発電所長の指示ですね。

 福島みずほ君
 じゃ、あなたが指示を出した時間言ってください

 参考人(清水正孝君)
 じゃ、それちょっと調べさせていただけますか。
 ちょっと待ってください

 福島みずほ君
 いや、待ちます。待ちます。

 委員長(前田武志君)
 速記を止めてください。
 〔速記中止〕

 委員長(前田武志君)
 速記を起こしてください。
 暫時休憩いたします。

 委員長(前田武志君)
 ただいまから予算委員会を再開いたします。
 休憩前に引き続き、平成二十三年度補正予算三案を一括
して議題とし、締めくくり質疑を行います。

 清水参考人に申し上げます。
 本委員会は、被災地の方々が待ちに待っている補正予算の
最終的な段階の締めの総括質疑をやっております。
 そして、内閣総理大臣を始め政府、閣僚全てが出席の下に、
当予算委員会で最終的な議論をやっているその参考人である
ということを十分自覚をしていただいて、福島みずほ委員の
質疑に対して正確に誠実にお答えを願います。

 福島みずほ君
 東電社長は、一号機、二号機、三号機の海水注入について、
いつ指示を出しましたか。

 参考人(清水正孝君)
 大変お時間を取らせて申し訳ございません。
 一号機、二号機、三号機、それぞれ正確な時間については
現在調査中と先ほどちょっと申し上げました。
 それで、一号機につきましては三月の十二日の午前十時から
十四時五十分の間、そして二号機は三月の十四日の十三時三十分
から十九時五十分の間、それから三号機は三月の十三日の九時
十分から十三時十分の間ということは分かっております。
 
 それで、御質問のその正確な時間というのは、これから実は
第一線の発電所長とのやり取り、これをしっかり我々としてもう
一度確認させていただいた上で、改めてお答え申し上げたいと
いうことで御理解賜ればと思います。

 福島みずほ君
 質問通告していますし、これ随分論点になっているんですね。
では、東電社長、所長が海水注入について上申した時間、
あなたが判断した時間、具体的に指示した時間を教えてください。

 参考人(清水正孝君)
 ただいま申し上げました、今のその時間の幅で申し上げましたが、
その間の正確な時間は、これから第一線の発電所長との確認作業を
しっかりさせていただいた上でということで御理解賜ればと思います。
 
 福島みずほ君
 質問通告しているでしょう。

 委員長(前田武志君)
 清水参考人、なぜ確認が遅れましたか。

 参考人(清水正孝君)
 御案内のとおり、現在、最前線の福島第一は、事態の収束に向けて
大変今まだ様々なオペレーションに取り組んでおるという、そんな
事情もあって少し時間が掛かっているという事情も御理解賜ればと思います。

 福島みずほ君
 理解できません。

 委員長(前田武志君)
 福島みずほ君、質疑の方を。もう一度お願いします。

 福島みずほ君
 今まで明らかにしなかった東電の姿勢が問題です。きちっと調査の上、
大至急この委員会に出してください。あるいは、本日中、所長に電話を
して確認して、本日中にでも委員会に言ってください

 委員長(前田武志君)
 ただいまの福島委員の御質疑に対しては、当委員会において理事間で協
議いたします。どうぞ、福島みずほ君

 福島みずほ君
 十二日、夜六時、総理は福島第一について海水注入すべきと指示を出
しています。
 なぜ二号機、三号機、二日間遅れるんですか。

 委員長(前田武志君)
 これは

 福島みずほ君
 いや、東電

 参考人(清水正孝君)
 海水注入の二号機、三号機のお話でございますが、二号機はいわゆる原
水炉の隔離冷却系が起動しておったということであります。したがって、
それが停止するまではその機能を維持しておったということで、三月十四
日の十九時ごろになったということでございます。
 それから、三号機でございます。
 三号機も、これはやはり隔離時冷却系が作動しておりましたが、三月の
十三日にこれが機能を停止いたしました。それから淡水を入れ始め、海水
に切り替えたと。この時間が三月十三日の十三時十分ごろということで、
時間差があるということでございます

 福島みずほ君
 総理の指示があったにもかかわらず、なぜ遅れたんですか。

 参考人(清水正孝君)
 海水の注入作業、御案内のとおり、外部電源が喪失され、大変厳しい状
況の中で作業を続けるという極めて難しい環境の中での作業になりました。
それで、その準備作業等々に時間が掛かってしまったということでござ
います。

 福島みずほ君
 うそじゃないですか。だって、あなたは三月十四日の一時から十九時の
間に判断したって言っていて、総理の指示は十二日ですよ。
 海水注入が遅れたからこんな事故が広がったんじゃないですか。
何で三月十二日にやらなかったのか。

 参考人(清水正孝君)
 これは、現場の状況としましては、今もちょっと申し上げましたとおり、
大変様々なオペレーションが重なる中で、煩雑している中での作業という
ことでございましたので、少し時間が掛かってしまったということで御理解
を賜ればと思います。

○福島みずほ君違うんです。私がなぜ東電社長の指示の時間にこだわるか。
現場が混乱しているんじゃないですよ。あなたの指示が遅れているんじゃな
いですか。

 参考人(清水正孝君)
 今、二号、三号で申し上げましたとおり冷却系も動いておったというよ
うなこともありまして、それで、私の指示する時間、その幅でありますけ
れども、それが少し号機によっては変わっておったということでございます。

 福島みずほ君
 海江田大臣、ベントと海水注入ガ遅れた、あるいはこの経過について説明
してください。

 国務大臣(海江田万里君)
 これを、一つ一つについて、例えば今お話のありました炉に対する海水
注入でございますが、これは先ほどお話のありました十八時、総理からの
指示というのは、これは第一号機でございます。
 やはり、一番最初に一号機に注入をいたしましたけれども、これにつき
ましては、先ほどこれは社長からもお話がありましたけれども、十四時五
十三分に、まずそれまで約八万リットルですけれども、消防車を用いて
真水を注入をしていたわけでございますが、これが十四時五十三分の時点で
停止になりました。

 そうしますと、この真水での注入が終わってまいりますとまさにもう水
で冷却をする手法がなくなりますから、そこで一刻も早くこれは真水が駄
目なら海水で注入をしなければいけないということを、まさにこの十四時
五十三分が終わってからずっともう議論、そして度重なる指示をやってお
りまして、そして最後に、先ほどお話をしたように十八時に、総理からの
指示もあり、私が保安院に対して指示文書の準備をするよう指示をしたと
ころであります。
 そうしましたところ、十九時〇四分に、これは私どもの資料でございま
すが、一旦東京電力が福島第一原子力発電所の一号機の海水注入試験です、
試験の注入をこれを開始をして、そしてこれが十九時二十五分に停止をし
ました。ですから、二十分間ぐらい試験をやりましたけど、停止をしまし
た。
 そして、時刻は刻一刻と過ぎていきますので、再度重ねて総理からの
本格的な注水をやれということで、そこで私が、先ほど答弁をしましたよう
に二十時〇五分、これで原子炉等規制法の第六十四条三項の規定に基づいて、
福島第一原子力発電所の一号機の原子炉容器の健全性を確保することを
これは命令をしたと。そして、二十時二十分、福島第一原子力発電所一号機
に対して、消火系ラインを使用して海水、そして同時に硼酸による、硼酸
も混ぜました、これは、水素爆発の可能性がありますので。そして注入を
開始をしたということでありまして、これが一号機についての説明で
ございますが。

 今、このほか、一つ一つについてお話をすると大変長くなりますけれども、
私どもはやはりまず水での冷却 というのは大変大切な要素だと思って
おりましたから、淡水が、それがもうなくなればこれはもう海水にすべし
ということを申しておりましたし、ベントにつきましてもやはり、もちろ
んベントを行うことによって放射性物質が環境中に飛散をされるというこ
とはございましたけれども、やはり炉の爆発によって大量にこれが環境中
に飛散されることに対して、やはりそこで判断をして、その意味では指示
あるいは命令をしたところでございます。

 福島みずほ君
 ベントも海水注入も大変遅れます。そもそも地震があった直後、冷却系が
失われていることが明らかで、初動がやっぱりまずいです。東電、いろいろな
事実関係を明らかにしてください。
 次に、今朝の新聞にラジエーター、熱交換器によるものを断念とあります。
これは事実ですか。

 委員長(前田武志君)
 東電に聞いておられますか。
 
 福島みずほ君
 はい、東電です。

 参考人(清水正孝君)
 そのラジエーターというのは……(発言する者あり)

 委員長(前田武志君)
 福島みずほ君、立ってもう少し具体的に質問をしてください。
(発言する者あり)

 参考人(清水正孝君)
 どの、ラジエーターというのはどこの、ちょっと……
(発言する者あり)
 
 委員長(前田武志君)
 福島委員、ちょっと立って御質問を。

 福島みずほ君
 本来の冷却システムである熱交換器の復旧を断念とありますが、
そうですか。

 参考人(清水正孝君)
 その件はちょっと後ほど確認させていただきたいと思います、事実関係
をですね。

 福島みずほ君
 今朝、これが載っていてびっくりしました。つまり、工程表の冒頭から
つまずいているわけですね。

 委員長(前田武志君)
 どなたに質問されていますか。
 
 福島みずほ君
 東電です。

 参考人(清水正孝君)
 これ、ちょっと正確に事実関係を確認させていただきたいと思います。

 福島みずほ君
 断念しているんですか、してないんですか。

 参考人(清水正孝君)
 断念していると思いますが、その経過、正確なところをちょっとはっき
り把握させていただきたいと思います。

 福島みずほ君
 断念しているということは、工程表の冒頭、冷却系、熱交換器でやること
が冒頭からこれつまずいているんですよ。よろしいですね。

 参考人(清水正孝君)
 やや曖昧な申し方で申し訳ございません。これは未確認でございますの
で、これをしっかり確認いたします、これからですね、それから御返事
したいと思います。(発言する者あり)それから、確認してから、しっかり
と事実関係……(発言する者あり)

 これはちょっと未確定な状況なんで、もう一回確認させていただきたいと
思います

 福島みずほ君
 さっき断念したとおっしゃったじゃないですか

 参考人(清水正孝君)
 これは大変申し訳ございません、これ未確認でございますので、これか
らしっかりと確認させていただきたいと思います。

 福島みずほ君
 あなたの判断はどうなんですか。

 参考人(清水正孝君)
 これから確認させていただきたいと思います、事実関係……(発言する者
あり
 
 委員長(前田武志君)
 速記を止めてください。
〔速記中止〕

 委員長(前田武志君)
 速記を起こしてください

 福島みずほ君
 海江田大臣、どうですか。

 国務大臣(海江田万里君)
 おっしゃるように、この熱交換器のことはこのステップワンの対策の
十三で書かれております。これは大変重要なポイントでございます。
原子炉の熱交換機能の回復という形で、括弧しまして、熱交換器の設置
も検討ということで、私どもがこれ東電から聞き取りをやりましたのは、
今の熱交換のシステムがございます。建屋の中にあります。ですから、
これを修繕をして使えるのか、あるいは使えない場合は外に熱交換の
システムをつくるということを最初から言っておりましたから、ですから、
その意味では、外につくるかそれとも中のをしっかり修理をしてつくるか
はまだ、それは東京電力に聞いてみなきゃいけませんが、そういう二つ
の方法を考えていたというふうに承知をしております。

 福島みずほ君
 いや、これ、熱交換器を使うことを断念と書いてあるので、工程表を
作り直さなければ。
 社長、熱交換器を断念したら工程表の作り替えをしなくちゃいけない
ですね。

 参考人(清水正孝君)
 熱交換機能を確保するというのは、これはもう極めて大事なことであり
ますから、その方法は今、海江田大臣からもありましたように、これは
これからどういう方法にするかということをしっかり確認したいというふう
に申し上げているわけでございます。
 
 福島みずほ君
 東京電力は、発電、送電を分離し、送電部分を売却し、損害賠償に努め
るべきだと考えますが、いかがですか。
 
 参考人(清水正孝君)
 これから私どもは合理化、スリム化に最大限取り組んでいくつもりでご
ざいますが、その前提としましては、やはり電力の供給に必要不可欠なもの
以外はもう聖域なくやりたいと思っておりますが、送電設備等々はこれ
は電力供給の必須の設備ということでございまして、これを売却するという
考えは今のところございません。

 福島みずほ君
 地域独占であぐらをかいた結果が今回の事故ではないですか。自然エネルギ
ー促進のためには、発電と送電を分けるべきだと思います。
 東電、送電線を売ってちゃんとやるべきじゃないですか。

 参考人(清水正孝君)
 これは電力の供給システム、体制の在り方ということにも相なろうと思
いますが、現在、福島第一原子力の事態の収束に全力を傾けている現状において、
その在り方、体制論についてはちょっと、現時点では私の方から言及はちょっと
避けたいと思います。

 福島みずほ君
 経産大臣どうですか。

 国務大臣(海江田万里君)
 お答えをいたします。
 これは本当に慎重に検討しなければいけないと思っておりまして、そして、
特にやはり今一都八県に東京電力は電力を供給をしているわけでございますから、
この義務をしっかりと果たしてもらわなければいけないと思っております。

 福島みずほ君
 地域独占はやめるべきです。
 官房長官、東京電力の賠償に上限はないという理解でよろしいですね

 国務大臣(枝野幸男君)
 御承知のとおり、原子力損害の賠償に関する法律では、原子炉の運転等の際の
事故により損害を生じた場合には、原子力事業者がその損害を賠償する責めに
任ずるという無過失責任が規定をされております。これにはただし書で、その
損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、
この限りではないという例外規定がございますが、昭和三十六年の法案提出時の
国会審議において、この異常に巨大な天災地変について、人類の予想していない
ような大きなものであり、全く想像を絶するような事態であるなどと説明されて
おります。 
 今回の事態については、国会等でもこうした大きな津波によってこうした事故
に陥る可能性について指摘もされておりましたし、また、大変巨大な地震では
ございましたが、人類も過去に経験をしている地震でございます。
 そうした意味では、このただし書に当たる可能性はない、したがって上限は
ないというふうに考えております。

 福島みずほ君
 浜岡原子力発電所が位置する東海地域で三十年以内に地震が起きる可能性は七
〇%ということでよろしいですね○委員長(前田武志君)これはどなた。

 福島みずほ君
 経済産業大臣。

 政府参考人(寺坂信昭君)
 お答え申し上げます。

 中部電力浜岡原子力発電所が位置いたします東海地域を震源域とする
想定東海地震の発生確率等につきましては、今年、文部科学省地震調査
委員会が本年の一月一日を基準日とした算定結果を公表してございます。
これによりますと、三十年以内にマグニチュード八程度の想定東海地震
が発生する確率は八七%というふうになってございます。

 福島みずほ君
 浜岡原発の耐震設計についての最終結論は、経済産業大臣、出ており
ませんね。

 国務大臣(海江田万里君)
 浜岡原発につきましては、マグニチュード八の東海地震やマグニチ
ュード八・五の南海トラフ沿いの地震を考慮し、安全が確保されて余裕
を持っていることを安全審査において確認をしております。しかし、
津波におきましては六メートルを想定しておりましたけれども、地震動、
津波とも東海、東南海、南海の三つの震源が連動することを想定するなど、
新たな知見を取り入れて今耐震バックアップチェックの確認を行っている
ところでございます。

 福島みずほ君
 浜岡原発は地震のバックチェックが終了していない、つまり保安院安全
マークが付いてないということでよろしいですね。

 国務大臣(海江田万里君)
 今そのバックチェックをしているところでございますから、今の時
点ではまだということでございます。

 福島みずほ君
 経済産業大臣は、原子炉等規制法三十六条一項、電気事業法四十条に
基づき使用停止命令が出せます。浜岡は、さっきあったように八七%、
三十年内に地震が起きる、かつバックチェックが行われてないんです。
 また、安全だって保安院ですら言えないんですよ。だとしたら、
さっき言った条項に基づき、海江田大臣、停止命令出すべきじゃない
ですか。

 国務大臣(海江田万里君)
 私も現地に行ってしっかりと見てきたいと思っております。

 福島みずほ君
 津波対策はこれからですよね。
 防潮壁をこれから何年か掛かって造る。つまり、津波対策もできてない、
地震対策も保安院も安全マーク出してないんですよ。だったら、停止命令
出してくださいよ。
 
 国務大臣(海江田万里君)
 まず、この浜岡原発につきましては、三号機の問題がございます。
この三号機につきまして今これからどういう判断をするかということがまず
迫られますので、それに対するしっかりとした判断をしていきたい、そのよう
に思っております。

 福島みずほ君
 総理、安全でない原発は動かさないとかつて委員会でおっしゃっています。
浜岡、津波対策できてないんです。それから、耐震設計についてもゴーサイン、
保安院も出していません。地震が三十年以内に八七%起きる。万が一地震が
起きて事故が起きたら、政府の責任ですよ。危ないものは止めてください

 内閣総理大臣(菅直人君)
 現在、浜岡原発は四号機、五号機が運転中で、三号機が定期検査中と承知を
いたしております。そういう中で、今回の原子力事故を経験して、より地震
あるいは津波に対する安全性の確認が必要だと思っております。
 このいわゆる東電福島の原子力発電所の事故についても、これから事故調査
委員会等をつくって、他の原子炉についての安全性についてもいろいろ議論が
必要でありますが、今御指摘の問題も含めて、必ずしも福島の問題の結論が
出るまで待つことなく、しっかりと検討をしてまいりたいと、こう思ってお
ります

 福島みずほ君
 文科大臣、二十ミリシーベルトについて、大人と子供で同じでいいという
お考えなんですか

 国務大臣高木義明君)
 福島委員にお答えをいたします。
 この暫定的な考え方については、まず第一に、できるだけ放射線量を浴びな
いようにする、そういうことで設定された数字でありまして、直ちに二十
ミリシーベルトの放射線を浴びるという意味ではありません。

 そして、今お尋ねの大人、子供の問題ありました。
 これは、いまだ福島第一原子力発電所が事態は収束をしていない状況の中で、
国際放射線防護委員会、いわゆるICRPの勧告を踏まえて、これは大人にも
子供にも適用されるというふうにされております。

 したがって、緊急時の被曝状況における参考レべル、これは年間百ミリシー
ベルトから二十ミリシーベルトのうちの最も厳しい値である二十ミリシーベルト
を出発点、そして、事故後の復興期における参考レベルである年間一から二十ミ
リシーベルトを暫定的な目安として、今後できるだけこの線量を減らしていく
努力をすることが私たちに求められております。

 なお、福島県の地域の状況も十分に勘案しなければなりませんし、当然にして、
子供の心理的ストレス、これにつながらないようにしなければなりません。
 したがって、私どもとしましては、この考え方を、原子力安全委員会の助言
を得て、原子力災害対策本部の見解を踏まえて決めさせていただいたもので
ございます。

 なお、日常的に私どもとしましては正確なモニタリングが必要だと考えてお
りまして、特に比較的線量の高いところには、教師の皆さん方に時間線量計を、
携帯の線量計を持っていただいてつぶさに測っていくと、このことについて
安全を確保していきたい。

 なお、私どもとしましては、これはあくまでも夏休みまでの暫定的な措置
でございまして、この点について日々注意深くこの数値を見守っていきたい
と思っております。

 なお、数値がずっと下がらないところについては、これまた特別な配慮も
しなきゃならぬと思っております。

 福島みずほ君
 ICRPは大人と子供が一緒でいいと言っているんですか。文科省は大人
と子供が一緒でいいと考えているんですね。

 国務大臣(高木義明君)
 もちろんそのような見解を専門家の皆さん方からもいただいております。

 福島みずほ君
 大人と子供と一緒でいいと文部科学省考えているということでよろしいん
ですね。

 国務大臣(高木義明君)
 この数値については、私たちはそのような基準に基づいて判断をさせて
いただいております。
 
 福島みずほ君
 大人と子供で一緒でいいということですね。確認させてください。

 国務大臣(高木義明君)
 そのように判断をいたします。

 福島みずほ君
 水道水は、乳児、違うじゃないですか。大人と子供で一緒だって文科大臣
言うこと大きいですよ。

 委員長(前田武志君)
 福島みずほ君、どなたに質問をされておりますか。
 じゃ、ちょっと待ってください。もう一度。

 福島みずほ君
 総理、震災対策本部、二十ミリシーベルト出したのは総理なんですよ。これ、
大人と子供と一緒でいいと答えているんですよ。いいんですか

 内閣総理大臣(菅直人君)
 私は、こういった問題について決定をするときには原子力安全委員会の助言を
求めるという形で物事を進めるべきだし、またこれまでも進めてきているつもり
であります。
 もちろん、専門家の皆さんの中にもいろいろな意見があって、今、福島さんが
言われたような御意見もいろいろと議論されたというふうに聞いております。
 そういう議論の上で、現在の、先ほど高木文科大臣が申し上げたようなこと
について、原子力安全委員会もそういう扱いでいいという助言をされたことを
踏まえてそうした決定をいたしたところであります

 福島みずほ君
 でたらめな原子力安全委員会の助言なんて聞かないでくださいよ。
大人と子供は違うべきなんです。大人と子供は違うべきであるにもかかわらず、
それをいいと言っている内閣は駄目ですよ。
 総理、先ほど浜岡の件で、先ほど事故が収束しなくても検討しなくちゃいけ
ないとおっしゃいましたね。それ、浜岡原発、考慮して止めてください。
 事故が起きたら政府の責任ですよ。日本が破滅するのを誰も見たくないん
ですよ。段階的廃止、とにかく浜岡は止めてください。

 総理がそれはできるんです。経産大臣も実は法律でできるんですが、総理、
決断をお願いします。

 内閣総理大臣(菅直人君)
 先ほど申し上げましたように、いろいろな意味での御指摘を十分踏まえて
検討してまいりたいと思います。

 委員長(前田武志君)
 福島みずほ君、時間が……

 福島みずほ君
 G8で総理がフランスに行かれます。これだけ世界に迷惑を掛け、あるいは
すさまじい事故が起きて現在進行形。
 総理、段階的原発の停止であれ、日本がそれについてメッセージを出すこと
が日本の再生のメッセージにつながると確信をしています。自然エネルギー
促進を含め、総理の決断をお願いします。

 委員長(前田武志君)
 以上で福島みずほ君の質疑は終了いたしました。

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