福島みずほのどきどき日記

千鳥ヶ淵戦没者墓苑

8月15日

今年も、終戦記念日がやってきました。
毎年千鳥ヶ淵で行っている、祈念式典に出席しました。
3月の東日本大事震災と福島東電原発事故が起こり、特別な思いがあります。

千鳥ヶ淵記念式典

 私は、社民党を代表して、戦争の犠牲になられたすべてのみなさんに哀悼の意を表します。

 戦争ほど、実に多くの人たちの人生や命を根こそぎ奪い、回復できないほどの甚大な被害を与えるものはありません。そこでは人間は、人間らしい死すら迎えることはできません。

 第2次世界大戦において犠牲になった日本人300万人以上、そして、アジアで犠牲になった2000万人以上と言われる人たちに、心から哀悼の意を表します。

 一方で、3月11日に東日本大震災と東電福島原発事故が起りました。亡くなられたみなさんに心から哀悼の意を表し、また、被災をされたみなさんに心からお見舞いを申し上げます。

 東日本大震災と東電福島原発事故が起きて既に5ヶ月が経ちました。しかし、避難所で生活をする人、放射性物質の被害を受け、また怯える人たちがたくさんいます。

 福島の原発事故は、わたしたちに、原発事故が起きれば、人がコントロールすることができないこと、被害がこれほどまでに広がることを教えています。

 ヒロシマ、ナガサキの被爆の体験を持つ日本で、原発事故が起きたことは本当に残念で、怒りに耐えません。核の平和利用はまやかしであり、原爆も原発も人間がコントロールできない放射能を扱うものです。
核と人類は共存できません。

 国策により、あまりに多くの人たちの命が侵害をされるという点で、戦争と原発の被害には共通項があります。わたしたちは、命以上に大事なものはないという観点から、戦争にも核兵器にも原発にも反対をし、戦争も核兵器も原発もない社会をめざして、全力でがんばる決意です。

 誤った国策が展開をしないよう民主主義の立場で多くの人と手をつなぎ、命を大切にする政治を実現してまいります。

 ところで、国会では、衆議院も参議院も憲法審査会規程が作られてしまいました。また、非核3原則を見直す動きすらあります。沖縄の辺野古に新たに基地を作る計画も未だに撤回されていません。

 みなさんたちの尊い犠牲の上に、わたしたちは、日本国憲法、とりわけ憲法9条を手にしました。憲法9条を守り、生かしていくことをお誓いいたします。

 戦争も原発事故もわたしたちが政治を政府まかせにせず、一人ひとりがしっかり声をあげていくことでしか防ぐことはできないものです。

 命を守るためにわたしたちは声をあげ、戦争への道を許さず、脱原発の社会を作ってまいります。今が正念場です。

 戦争犠牲者のみなさん、そんなわたしたちの努力や試みをどうか見守っていて下さい。

 みなさんに見守られ、わたしたちはみんなで力を合わせて実現していくとお誓い申し上げ、わたしの心からの追悼と決意といたします。

2011年8月15日  社会民主党 党首  福島 みずほ

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