福島みずほのどきどき日記

被災地にこそ日本国憲法を!-憲法改悪阻止と脱原発の実現に向けて

5月3日(木)
今日は65回目の憲法記念日。
朝10時から、大雨の中、上野駅前で恒例の社民党の街宣をしました。

上野公園


午後からは日比谷公会堂での市民団体主催の憲法集会に参加しました。

スピーチの概容は次の通りです。





 みなさん、こんにちは。社民党の福島みずほです。
 今日は、5月3日の憲法記念日。
 この日にみなさんに話ができることを本当に嬉しく思います。毎年、毎年特別な感慨があります。
 去年は、浜岡原発をとめよう、とめるぞと言い、みんなの力でとめました。
 一昨年は、辺野古の海に海上基地を作るべきではないと発言し、そのことを確認をする閣議決定の署名を拒否し、大臣を罷免になりました。
 毎年、毎年みんなの力で、憲法価値を実現しようと訴え、力をもらっていることに心から感謝をします。
 
 まず、今年、何としても言わなくてはならないのは、衆議院と参議院に憲法改正のための国民投票法に基づいて、憲法審査会が設置をされ、議論が進んでいるということです。わたしは、参議院の憲法審査会のメンバーですが、今、憲法と緊急事態宣言をテーマに参考人から、話を聞いています。
 憲法審査会のもとで、憲法改正案が作られ、超党派で国会で改正の発議がされないように全力をあげる必要があります。一緒に力を合わせていきましょう。
 被災地で言われました。「被災地にこそ日本国憲法を」と。その通りです。東日本大震災や原発震災という厳しい経験をして、今なお日本国憲法が保障する25条の生存権や13条の幸福追求権が侵害されている人たちがいます。2重ローンの問題に苦しみ、雇用が奪われ、また、放射性物質により、故郷を離れ、あるいは被曝の危険にさらされています。まさに生存権や幸福追求権の実現という憲法価値の実現こそ求められているのではないでしょうか。
 また、非正規雇用が働く人の4割に達しようとし、格差や貧困は拡大をしています。
 生存権や幸福追求権、労働基本権の実現が急務です。その立場からも消費税増税とTPP参加に反対をしていきましょう。

 こんなときになぜ憲法改正なのでしょうか。
 今、憲法に緊急事態宣言が書いていないから、災害のときに困るとか、憲法改正の国会の発議の要件を3分の2から過半数に変えるべきだという主張があります。今回の震災の被害の拡大は、地震や津波の想定が低く、また、「原発安全神話」を振りまいて、原発を推進をしてきたことそのものにあります。国民は、情報公開と的確な判断を求めたのであり、緊急事態宣言が書いていないことで困ったことなど何ひとつありません。
 
また、憲法改正の発議の要件を法律と同じ過半数にする提案は、最高法規としての憲法をどう考えているのかと言いたいと思います。
 これらの主張は、憲法を周辺から徐々に死滅させようという動きです。しっかり対決をしていこうではないですか。

 自民党が先日新たな憲法改正草案を発表しました。
 これは憲法なのでしょうか。
 自民党草案は、国家が個人の権利をいかようにでも制限できるものです。立憲主義を踏みにじり、憲法とは言えないものだと考えます。
 憲法とは、1215年ジョン王に対して、貴族たちが勝手に課税するなとマグナカルタを付きつけたのが憲法の始まりであるように、基本的人権を守るために国家権力を制約をするものです。立憲主義に立脚しています。
 
 前文に、「日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り」とあり、「国民は・・・・・常に公益、公の秩序に反してはならない」とあります。また、「公益、公の秩序を害することを目的とした活動を行い、ならびにそれを目的として結社をすることは、認められない」
 「公益、公の秩序」とは何か。誰が判断をするのか。公益と公の秩序を理由にいかようにでも基本的人権を制限できてしまうというとんでもない憲法案です。
 9条の2は、「国防軍を保持する」としています。戦争のできる国にしようとしています。
 また、「日本国民は、国旗、国歌を尊重しなければならない。」としています。
 戦争のできる国にするために、国家が個人の内心まではいってきて、さらに、基本的人権をいくらでも制限できるようにしている憲法案です。
 維新の会が国会で一定の勢力を得たときなど、あっという間に憲法が改正をされてしまうのではないかと大変危機感を感じています。
 
 野田政権は、武器輸出3原則等の緩和を進めています。野田政権は、武器と原発を輸出しようとしています。世界の人々や子どもの命を傷つけることで許してはなりません。また、政権は、相変わらず辺野古に海上基地を作ることに固執をしています。今年は、沖縄復帰40年です。40年経ったにもかかわらず沖縄の基地負担は変わらないどころか新たな基地建設をしようとしているのですから、言語道断です。
 去年12月アメリカを訪れたときに、多くの議員やシンクタンクのみなさんたちに会いました。「辺野古に基地を作ることはできない」と明言をする人たちに多く会いました。
これは、沖縄をはじめとした人々のみんなのがんばりの成果だと思います。
 辺野古に基地を作ることを断念をさせ、基地のない沖縄を将来作ることができるよう全力をあげていきましょう。
 次に脱原発について話をします。
 5月5日子どもの日に子どもたちに原発ゼロの日をプレゼントしたいと思っていました。5月5日、泊原発が止まれば、日本で稼動している原発はゼロになります。これはみんな思いと力の成果だと思います。
 核と人類は共存できません。
 わたしは、4月2日参議院の予算委員会で枝野大臣に「再稼動するべきではない。」とガッーと質問をしました。そのとき、大臣は、「現時点で、わたしも原発再稼動に反対です。」と言い、滋賀県も京都も地元であり、日本全国地元だと言いました。
 2度と原発事故を起こしてはなりません。みなさん、原発はいりません。原発がなくても私たちはやっていけるのです。
 わたしは、戦争と原発の被害は似ていると思うことがあります。考えられないくらい膨大な人たちの命を根こそぎ奪い、命を傷つけ、人生を変えてしまい、被害の回復は容易ではありません。原発の再稼動について、大臣は「責任をとります」と言いました。しかし、戦争も原発の被害も責任などとれないのです。多くの人々の人生を変えてしまい、命を傷つけたことの責任などとりようがないのです。
 しかも戦争も原発も推進をした人たちではなく、多くの場合は、庶民が、人々が犠牲になります。
 経済産業省、電力会社、経済界という原子力ムラの政官業の癒着を断ちきることができるのは、わたしたちの力です。
 人々が、わたしたちは1%ではなく、99%だと言う人たちが、力を合わせることで、憲法改悪を阻止し、脱原発の社会を実現することができると確信をしています。
 ともに頑張っていきましよう!未来を作っていきましょう!

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