福島みずほのどきどき日記

「エネルギー・環境に関する選択肢」に異議あり

 7月23日(月)
 橋本べん議員、三宅雪子議員と一緒に、国家戦略担当大臣、枝野経済産業大臣、細野豪志環境大臣に対して、「エネルギー・環境に関する選択肢」の意見聴取会で政府から提出されている資料の内容に問題ありと、申し入れをしました。
 国家戦略室は清水審議官が、環境省は地球環境局長が、経済産業省は北神政務官(写真)が応対しました。
 申し入れ内容は、下記のとおりです。

 また、福島県で行われる意見聴取会が平日に1回だけが予定されていることについても、一番の被害者の皆さんの声を聞くためにも、週末も含めて複数回行うべきと要請してきました。
国家戦略室に申し入れ

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内閣府国家戦略担当大臣 古川元久様
経済産業大臣 枝野幸男様
環境大臣 細野豪志様


「エネルギー・環境に関する選択肢」の記述内容について修正を求める申し入れ

 現在、政府は「エネルギー・環境会議」において「エネルギー・環境に関する選択肢」を提示し、原発ゼロ%、15%、20-25%のシナリオについて「国民的議論」を進めています。
 この3つの選択肢そのものも疑問がありますが、選択肢の提示の仕方についても下記のように多くの問題があります。これでは、国民は正確に選択肢の内容を理解しないままに選択をする事態になってしまうことが憂慮されます。
 よって、「エネルギー・環境に関する選択肢」(概要)とする意見聴取会の資料等の記述について、以下の5点について、記述の追加および修正を求めます。

 1) 福島原発事故の被害が踏まえられていない。被害実態に関する国会事故調査報告書の抜粋を入れるべき。

 2) 2010 年が起点となっており、実際に日本社会が原発比率0~数%で乗り切った実績が示されていない。
2011 年および本年6月までの原発比率についても併記すべきである。

 3) 原発ゼロシナリオの記述が恣意的である。「製品の販売中止」などあたかもたいへんな苦労をしなければ達成できないかのような記述となっている。これらの記述は削除するべきである。

 4) 15%、20~25%のそれぞれのシナリオについては、原発事故が起きた場合の費用について明記すべき。原発の社会的費用は1.7 円/kWh を下限として試算」としか記述されていないが、これは問題である。原発立地交付金、原発事故対策費用、賠償金にかかる金額を明示すべきである。

 5) 15%のシナリオの記述が、「原発依存度を着実に下げる」「原発の新規増設が難しい状況にあるという実情を踏まえている」などと、あたかも原発の新規増設はしないかのような記述だが、これは事実とちがう。「原発の新規増設もありうる」ということを正確に記述すべきである。

 また、パブリック・コメントで得られた国民からの意見を政府がどのように取りまとめるのかが不明であり、これが原因でパブリック・コメントを出すことをためらう市民が多くいます。取りまとめプロセスの開示や第三者機関の起用など、国民の信頼を得られる手法で行うことを要望します。

                           2012 年7 月23 日
                          国会議員有志
                       橋本べん/福島みずほ/三宅雪子

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