福島みずほのどきどき日記

みんなの力で改憲を阻止しよう!

 5月3日(金)
 社民党は、毎年恒例で憲法記念日に上野駅前で街頭宣伝をしています。
 今年は現行憲法を変えると明言している安倍政権としっかり対峙することを訴え、また、都議選立候補予定者の羽田圭二さん(世田谷区)、参議院選立候補予定者の川上やすまささん(埼玉選挙区)、木村えい子さん(神奈川選挙区)、山シロ博治さん(全国比例区)、鴨ももよさん(全国比例区)と一緒に、「福島で、沖縄で、雇用の現場で、憲法を生かす取り組みをしていきましょう」と訴えました。

上野駅頭街宣
(画像をクリックするとYouTube動画をご覧になれます。)

 午後からは5・3憲法集会(日比谷公会堂)に参加。(画像をクリックするとYouTube動画(一部抜粋)をご覧になれます。)
5・3憲法集会であいさつ

スピーチ内容は追記でご覧ください。

 集会終了後、参加者の皆さんといっしょにパレードに参加しました。

銀座パレードに参加

 みなさん、こんにちは。
 安倍総理は、憲法がライフワークだと言い、維新の会の共同代表である石原さんと橋下さんは、徴兵制すら言及しています。安倍総理は参議院選挙後、維新の会などとともにまず憲法96条改正をすると公言しています。
 5月3日のこの憲法集会を、本当に憲法が改悪されてしまうかもしれないという大変な危機感を持って迎えています。
 今日の憲法記念日をきっかけに、日本国憲法を生かし、輝かせ、憲法改悪を阻止する燎原の炎のような闘いをともに行なっていきたいと思います。
 
1.まず、日本国憲法が規定している権利は、まだまだ実現が不十分です。
 被災地で、「被災地にこそ日本国憲法を!」という声を聞きました。その通りです。生存権、幸福追求権が侵害されています。また、沖縄をはじめとして平和的生存権は保障されていません。女性への差別をはじめ、法の下の平等も実現されていません。日本国憲法を生かしていくことこそ必要です。

2.ところで、自民党は去年の4月27日に日本国憲法改正草案を発表しました。
 まず第1に、多くの国民に義務規定を置いています。日の丸・君が代国旗・国歌尊重義務、家族の助け合い義務、公益及び公の秩序服従義務、緊急事態指示服従義務などです。
 そしてきわめつきは、これらの憲法を尊重せよと国民の憲法尊重擁護義務の規定です。
 憲法とは、国民が政府に対して「表現の自由を侵害するな」など、国家権力を縛るものです。日本国憲法も「戦争をするな」と政府の行為を縛っています。それを自民党改正草案は政府が国民を縛っています。
 自民党が作ろうとしている憲法は、為政者の為政者による為政者のための憲法であり、憲法ではありません。憲法もどきです。
 こんな憲法改悪を許さず、ともに闘っていこうではありませんか。
 第2に、自民党憲法改悪案は、基本的人権を認めない憲法です。
 自民党Q&Aは、「現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました」としています。この草案はアメリカの独立宣言やフランスの人権宣言などに示される「すべて人間は生まれながら自由・平等で幸福を追求する権利を持つ」という天賦人権説を否定しています。
 自民党案は、表現の自由も結社の自由も公益及び公の秩序によって制限できるとしています。公益とは何でしょうか。国益、あるいは政府の利益となるのではないでしょうか。
 安倍総理に「上関原発の新設の設置許可が仮に行われた場合、上関原発に反対する活動、表現の自由は、公益に反するんですか」と聞いたところ、「上関の反対運動を展開している人たちは法令に反している」「表現の自由で暴れて人を殴ったりけがをさせる、もうこれはダメですよ」などと答弁しました。全く答えになっていません。多数決によって選ばれた正当な国会、政府も基本的人権、少数者の人権を制約してはならないのです。
 また、公の秩序とは何でしょうか。
 明治憲法の安寧秩序でしょうか。治安維持法、国家保安法を作るのでしょうか。
 今まで、他の人権との衝突によって人権は制約されるという公共の福祉説をとってきました。
 自民党の案は、上から公益及び公の秩序という抽象的な概念でいくらでも表現の自由、結社の自由が制限できることになるのです。多数決によっても奪えない価値があるというのが基本的人権の考え方です。多数の横暴で法律を作っていくらでも基本的人権を制限できれば、最後は基本的人権はなくなります。
 表現の自由や結社の自由がない社会に住みたいとは思いません。みなさん、自民党改正草案に断固反対していきましょう。

3.自民党は、憲法9条を変え、国防軍を作り、交戦権を認め、集団的自衛権の行使を認めようとしています。アメリカの国家戦略で、アメリカとともに世界で戦争をすることになってしまいます。
 もし憲法9条が変えられていたら、イラクで日本の国防軍はイラクの人々を米兵とともに殺していたでしょう。
「2度と戦争をしない」「うちの子も、よその子も、戦争には出さない」というのが日本の戦後の決意だったはずです。
 自民党は、武器輸出禁止の緩和、国連での核兵器廃絶の共同声明の署名拒否など戦後の取り組みを転換しつつあります。

4.自民党は、戦後の決意、日本の戦後の平和の蓄積である、日本国憲法を否定しようとしています。
 ところで、安倍総理は、まず憲法改正手続きを定めた憲法96条の改正から行うとし、参議院選挙後、維新の会などと合わせて衆・参で3分の2を確保しようとしています。
 絶対にこれを阻止しなければなりません。
 3分の2の発議の要件を過半数でできるようにしようとしていますが、過半数とは通常の法律の成立要件です。憲法改正をこれと同じにすれば、時の政府がいつだって自分たちの都合で改憲の発議ができるようにするというものです。
 自民党は、日本の憲法のことを「世界的に見ても、改正しにくい憲法となっています」と言っていますが、全くそうではありません。
 多数決の横暴で最高法規である憲法を変えられるとすることは、立憲主義を踏みにじるものです。憲法学者の小林節教授は「ピストルを何のために使うか言わないでピストルを貸してくれと言うものだ」と批判しています。小林教授は改憲論者ですが、96条先行改憲への批判はその通りだと思います。
 石破自民党幹事長は、憲法9条を改憲するために96条を改正する、と言っています。96条をなぜ変えるのか。
 戦争のできる国にし、基本的人権を制限、あるいはなくしてしまう社会にする自民党改憲案の実現なのですから、96条を改悪させてはなりません。

5.そして、3月11日の原発事故を経験した私たちは、脱原発を実現していかなければなりません。
 沖縄などへの重い基地負担を押しつけ、辺野古沖に海上基地を作ることを断念させなければなりません。オスプレイや米軍機が日本全国で訓練することも変えていきましょう。
 今年の憲法記念日は特別な日です。多くの皆さんと憲法改悪を許さず、憲法を生かしていきましょう。

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