福島みずほのどきどき日記

鹿児島・川内原発を視察

 15日に、鹿児島の川内原発に社民党と市民で視察に入りました。

 原子力規制委員会は13日の定例会合で、新規制基準上の適合性審査の進む九州電力川内原発1、2号機について審査を優先して進めることを決めました。川内原発が再稼働第1号になる可能性が高まったわけです。
 原子炉建屋と、タービン建屋と、使用済み核燃料のプールや燃料の貯蔵してある所を見学をしました。放射線管理区域内は、写真撮影ができなかったので写真を提供することはできません。

 2011年3月11日の福島東電原発事故以降、新たな対策を、九州電力は、とっていました。
 しかし、地震、津波、火砕流などが起きたときに、対応が果たしてできるのでしょうか。免震重要棟の建設やベントにフィルターをつけることなどは、これからのことで、実現をしていません。
 新規制基準の根本的な問題点がありますが、さらに、川内原発には根本的な問題があります。活断層の存在の可能性、防災計画・避難計画の問題点、そして火砕流や降灰の問題点などです。

 そもそも私たちが見た九州電力作成のビデオでは、福島東電原発事故の原因を津波と断定をしていました。そこで、議論になり、地震が原因であるとする研究結果もあり、国会事故調も、地震の可能性を言及しているにもかかわらず、津波と断定をしたビデオ作るのはおかしいのではないかと指摘をしました。市民の人が、ビデオの修正を求めましたが、その場では、明言はありませんでした。

 福島東電原発事故が、津波によって起きたとすることによって、地震の過小評価や、活断層の過小評価をしようとしてるのではないでしょうか。
 南九州は、そもそもシラス台地が広がり、また、川内原発の活断層の存在が指摘をされています。根本的に活断層の調査をやるべきです。

 火砕流や降灰の問題点についても質問をしました。九電側の答えは、「60年間川内原発が稼働する間に、破局的な火砕流事故は起きません」と言うものでした。
 これには本当にびっくりしました。川内原発は30年間稼働してきました。これからさらに30年間稼動することを考えているわけです。そして、最もびっくりしたのが、その期間に、破局的な火砕流事故はないと断言をしていることです。
 
 なぜ九州電力は、そのことを担保できるのでしょうか。自分たちが原発を動かしているときは、そのような事故は起きないと断言できる根拠は全くありません。
 これは、火砕流や降灰についての対策が全くできていないという事ではないでしょうか。これからマグマの塊等についてモニターすると答えていました。
  火砕流や降灰の問題について、追及していきます。

  薩摩川内市の地元の人たちと意見交換をしました。
 ハンディキャップのある子どもがいる親から、どうやって避難するのか、責任が取れるのかと言う意見がありました。
 また、避難計画は、5キロ圏内の人から、まず、避難をして、そのあと5キロから30キロ圏内の人が避難をするとされています。そのことを、私も役所から説明を聞いています。

 しかし、一本道などで、8キロのところに住んでいる人は、まず5キロ圏内の人たちが避難をしたの見届けてから避難をするということがあり得るでしょうか。原発事故が起きた時点で、まず人々が一斉に避難をし始めるのではないでしょうか。5キロ圏内の人からまず避難をして、その後、5キロ以上30キロ圏内の人が避難するという避難の計画そのものが根本的に非現実的です。
 また、橋や一本道などの関係から、避難をする際に、まず原発に近い方に来なければならないというところがあることも教えてもらいました。現場で聴く避難計画が全く役に立たないおかしいのではないかという声は本当に切実でした。

 さらに、総理は国会で地元の同意が必要と言いました。30キロ圏内には防災計画・避難計画が義務付けられています。避難計画等の作成を義務づけられながら、同意ができなくてもいい、などということはありえません。最低限30キロ圏内の自治体、住民の同意がしっかりとらとることができなければ、原発再稼働はありません。

 川内原発の30キロ圏内の自治体の住民のみなさんともちろん30キロ圏外の皆さんともちろんですが、力を合わせて再稼働できないということを実現していきたいと考えています。
 国会の中で、行政交渉でしっかりこれから取り組んでいきます。また、地元のみなさんとしっかり力を合わせていきます。

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