福島みずほのどきどき日記

ネオニコチノイド系農薬と、学校給食における放射能について3月26日消費者特別委員会で質問

ネオニコチノイド系農薬と、学校給食における放射能問題について、3月26日の消費者問題に関する特別委員会で質問しました。議事録をアップしましたので、皆さん、是非ご覧ください。

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。
 ネオニコチノイド農薬についてお聞きをします。
 EUの食品安全を評価する欧州食品安全機関が、ネオニコチノイド系の農薬、アセタミプリドとイミダクロプリドの二種類について、予防的措置としてADI、一日摂取許容量を下げる勧告をいたしました。これは、哺乳類の神経伝達メカニズムへの影響を検討、神経の発達と機能に悪影響を与える可能性があるという結論から実施したものです。これにより、欧州食品安全機関はADIを三分の一に引き下げるよう勧告をいたしました。
 食品安全委員会は、EUの動きを踏まえ、委員会としてどのように対処しているのでしょうか。

○政府参考人(姫田尚君) お答えいたします。
 EUのリスク評価機関であるEU食品安全機関、EFSAの専門家組織であります植物防疫製品に関するパネルが御指摘のような勧告を出したことは承知しております。現段階においては、EU委員会として勧告を実行したという事実は把握しておりません。食品安全委員会といたしましては、本件について更に情報を収集しているところでございまして、今後もEUの動向に注視してまいりたいと考えております。

○福島みずほ君 EFSAは勧告をしたわけで、それも大きいと思うんですね。
 東京都健康安全研究センターの田中論文では、クロチアニジンについてマウスを用いた発達神経毒性試験が報告されていますが、食品安全委員会はどのように評価をしていますか。

○政府参考人(姫田尚君) お答えいたします。
 一九一二年に田中氏らによって公表されました論文につきましては、現在、食品安全委員会においても内容を精査しているところでございます。

○福島みずほ君 いや、これ大分前じゃないですか。ネオニコチノイド系農薬をなぜ取り上げるかといえば、ニコチンと類似の化学構造を持つ神経毒性物質で、蜜蜂が戻れなくなる、あるいはやっぱりこれは人間の脳などにも影響があるんじゃないかということでEUは踏み込んでいるんですよね。これは是非日本でもやっていただきたい。このような動きをなぜ日本の食品安全委員会は取れないんですか。

○政府参考人(姫田尚君) 先ほど一九〇〇と言いましたけれども、二〇一二年でございます。失礼いたしました。
 それから、食品安全委員会がこれまで評価に用いさせていただきました資料では、EFSAのパネルが懸念しているような事実というのは現在認められておらず、現段階で特段の措置というのは考えておりません。いずれにしましても、今後ともEUの動向を注目してまいりたいと考えております。

○福島みずほ君 クロチアニジンの残留基準では、現在、厚労省がもう一度審議するべく食品安全委員会に再諮問する予定と聞いております。ということは、最初の段階で残留基準を上げないように抑制的な役割を食品安全委員会が果たせなかったということではないですか。あるいは、裁判で差戻し審にかかるということであれば、食品安全委員会は予防原則にのっとって、もちろん客観的な科学的見地からですが、見直すべきではないか。いかがですか。

○政府参考人(姫田尚君) 農薬の残留基準とか使用基準につきましては、本来の食品安全委員会が行いましたリスク評価におけます一日摂取許容量、ADIに基づきまして厚生労働省とか農林水産省というリスク管理機関が設定されるものでございます。一方、食品安全委員会はリスク管理措置の実施状況の監視を任務の一つとしておりまして、仮にADIを超えるような残留基準値が設定されたような場合には是正を図ることになっております。現在の厚生労働省の残留基準値はADIの範囲内であると承知しております。
 また、現在、私どもの方では、リスク評価につきましては、新しい事実が出てきた場合に、諮問されればリスク評価を再度するというのは当然のことだと考えております。

○福島みずほ君 そもそも農薬の摂取量は最大値まではよいという発想ではなく必要最小限度に抑えることが重要です。そもそも日本の基準は高過ぎます。また、OECDの調べで、面積当たりの農薬使用量は日本は韓国に次いで二番目、ドイツの十倍、アメリカの十六倍もあります。
 再度、厚労省から食品安全委員会に対して残留農薬の基準改正、ホウレンソウで三ppmを今四〇ppmまで引き上げるということになっておりますが、再度これが諮問された場合、基準を見直して、例えばホウレンソウの基準値である四〇ppmを更に引き下げることを検討してもらえるのでしょうか、又はその可能性があるんでしょうか。

○委員長(行田邦子君) 答弁者は挙手をお願いします。

○政府参考人(姫田尚君) 先ほど申し上げたように、いわゆる農薬の残留基準値は厚生労働省が、そして使用基準値は農林水産省が決定するものです。それは私どもがリスク評価しました一日摂取許容量、ADIの範囲内で決定されるものと考えております。ですから、基準値がいわゆるADIを、その基準値がADIを超えるようなことがあれば私どもの方から勧告あるいは是正を図るような指導をすることになるかと思いますが、現在の基準値案においては、厚生労働省の基準値案はADIの範囲内であると承知しておりますので、特段の問題はないものと考えております。

○福島みずほ君 いや、厚労省がもう一度食品安全委員会に再度諮問したら、食品安全委員会としてはそれを重く受け止めて、ADIの範囲内だではなく、だって、さっき田中論文やいろんなことももう一回再検討するとかいうのもあったわけじゃないですか。ですから、食品安全委員会で是非もう一度再検討していただきたい。いかがですか。

○政府参考人(姫田尚君) 食品安全委員会はADIを決定することになると思いますので、もちろん、新しい論文をいただいて、それを使って評価した結果、そのADIが変わることというのはあるかと思います、可能性としてはあります。ただ、基準値はそのADIに基づいて厚生労働省が決められるものなので、そのADIの範囲内であれば問題ないということです。ですから、ADIを再度評価することというのはありますが、基準値を云々ということではございません。

○福島みずほ君 EUにおける欧州食品安全機関がADIを下げる勧告をしたということを受けて今日是非言っていただきたい。食品安全委員会としては再度検討する、ADIを検討する可能性はあるということでよろしいですね。

○政府参考人(姫田尚君) 現時点におきまして予見を持ってお答えすることは困難でございますが、食品安全委員会において科学的に検討した結果として評価結果が変わるという可能性は否定するものではございません。

○福島みずほ君 否定するものではないというのを重く受け止めたいと思います。EUの結果やいろんなものをきちっと受け止めて、是非、もし再度諮問があったらきちっとやっていただきたいと思います。
 大臣、これは国民の食品の安全を守る立場である食品安全担当大臣として、是非ネオニコチノイドの使用抑制やこのことについてのお考え、決意をお願いします。

○国務大臣(森まさこ君) ネオニコチノイド系農薬についてでございますけれども、国民の健康を守る食品安全担当大臣として、しっかりと事実関係を把握して、そして科学的知見の下に食品安全委員会が評価をしていくように指導してまいりたいと思います。
 確認でございますけれども、先ほど出ているEUでございますが、EUとして勧告を出したわけではないということで、事実関係を私の方で承知をしております。EUの下にEFSAというものがございまして、このEFSAの下にまたパネル、つまり小委員会がございまして、この小委員会の方で勧告が出たと、そしてその小委員会の勧告を受けてEFSAの方で、それでは新たなものがしっかりと調査、試験結果が評価されるまでの間、保守的つまりコンサバティブな値として低い値とすることを提案するという意見書が出たということで、それがまたその上位組織であるEUとして勧告が出たという、そこまでは至っていないという事実はしっかりと確認をした上で、今後しっかりとそういったことを注視をしながら、食品安全委員会においては諮問等があった場合にしっかりと科学的な評価を行っていくように指導してまいりたいと思います。

○福島みずほ君 EFSAは、欧州食品安全機関が可能性があるから予防的措置として勧告をしたわけじゃないですか、ADIを下げるという。何で日本でそれができないのかということなんです。そのどこがやったかとかいうのは分かっています。ただ、EUで動きがあり、日本でも論文がありという中で、日本のその食品安全委員会及び消費者庁の動きがやっぱり鈍いと思っているので、今日質問をいたしました。是非前向きにというか、それをしっかり受け止めて、やっぱり一歩前に足を出していただくよう、よろしくお願いします。
 次に、学校給食と放射性物質についてお聞きをいたします。
 福島県内外における学校給食の放射線量チェックについて、平成二十六年度予算が一億七千七百万円付き、それぞれやっていることは承知をしております。
 一つお聞きをいたします。平成二十五年十二月六日には「学校給食における国産しいたけの使用等について」という事務連絡が出て、平成二十六年二月十九日には同じく文科省から、学校給食における食材の選定においては、国産シイタケを始め、水産物等を含む食品全般の使用に関して、上記のことを踏まえ、風評被害の拡大につながりかねない自粛等の取扱いをしないなど適切な対応について、各市町村教育委員会及び所轄の学校等に周知をお願いしますというのが出ているんですね。
 ちょっとやっぱり変というか、学校給食って自治事務で、例えばリンゴを使え、ミカンを使え、イチゴを使え、キャベツ使えというふうに言うのが変なように、何でシイタケ、あるいはシイタケは二回出ていますよね、海産物を使えということを文科省が一々指示をするのか。学校現場は、給食は子供たちの安全を考えて、そして食材を使っているわけですから、何でこの事務処理要領が必要なのか、やっぱり何となく奇異な感じがする。なぜ特定の食材を使えという事務処理要領、事務連絡を出したんでしょうか。

○政府参考人(永山賀久君) 御指摘の事務連絡の件につきましては、直接には、昨年十一月に生産現場からの御意見を踏まえまして、私どもの方に、原木シイタケ等の再生回復に関する緊急申入れをいただいたという経緯がございます。
 一方で、学校給食においてどのような食材を使用するかというのは、御指摘ございましたとおり、最終的にはもちろん学校の設置者である各教育委員会等が実情に応じて適切に判断するというものでございますけれども、今回の通知は、そのことを前提としつつ、食品中の放射性物質の検査体制などの必要な情報の周知を図った上で、各自治体における適切な対応を求めたものでございます。

○福島みずほ君 天下の文科省が一々この食材使えと言うのは、やっぱり変ですよ。それは学校現場に任せるべきじゃないですか。海産物使えとかシイタケ使えとか、じゃほかのはどうなるのというか、やっぱりおかしいですよというふうに思っております。これ反省点はないですか。

○政府参考人(永山賀久君) ちょっと繰り返しになりますけれども、最終的な判断というのはもちろん設置者がやるということなんですけれども、通知の中でも書いてございますけれども、風評被害の拡大につながりかねない自粛等の取扱いをしないようにという趣旨での通知でございますので、私どもとしては適切なものと考えてございます。

○福島みずほ君 学校現場によっては、じゃ、ちょっとやっぱり海産物はやめようとかいろんなことがあっても私はいいと思っているんです。やっぱりちょっとやり過ぎではないか。それはそこの現場に任せるべきだと思います。
 あと、お母さんたち、お父さんたちの中から、やっぱり基準値以下だと思っても心配だから自分でお弁当を持って行かせたいという声は実は聞くんですね、今でも。この場合、お弁当を持参する子供に対して、でもそれが現場ではすごく、やっぱりいじめになるんじゃないかとか、やりにくいという話もよく聞きます。これについての配慮を是非文科省にお願いしたい。どうでしょうか。

○政府参考人(永山賀久君) 子供たちに正しい食事の取り方ですとか望ましい食習慣を身に付けさせる、あるいは学校において継続的に食育を推進する、これは非常に重要な課題であると思いますし、学校給食はその観点から大変大きな役割を果たしていると思っております。
 一方で、原発事故以降、放射性物質の食材への影響について保護者からの問合せですとか不安の声が学校現場に寄せられている、保護者等が弁当や水筒の持参を希望する場合があるといったことも認識いたしておりまして、このような場合には、学校等の取組について十分説明をした上で、場合によって弁当の持参も含めてしかるべく配慮するということが必要でございます。そういったことをお願いする事務連絡というのを、御案内のとおり平成二十三年十一月二十一日付けで各教育委員会等に通知をいたしているところでございます。

○福島みずほ君 是非、配慮をよろしくお願いします。
 以上で終わります。ありがとうございます。

PageTop